世の中には様々な種類の生物がいます。
そのなかで、水と陸の両方で生活するもののことを「両生類」と言います。
それでは、この「両生類」とはどういう意味でしょうか。
また、「哺乳類」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「両生類」と「哺乳類」の違いを分かりやすく説明していきます。
「両生類」とは?
「両生類」とは、脊椎動物の大きな分類の一つで、後述するようなカテゴリーの動物のことを表す言葉です。
この名前の通り、水中と陸上の生活場所を持つことがもっとも大きな生態の特徴です。
分類学上では脊椎動物門、脊椎動物亜門、両生網に属します。
ポピュラーなものとしては、カエル、イモリ、サンショウウオなどがいます。
「哺乳類」とは?
「哺乳類」とは、脊椎動物の大きな分類の一つで、人間も属するものです。
分類学上では脊椎動物門、脊椎動物亜門のなかの哺乳網に属する動物で、人間以外に、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ、ゾウ、ヤギなど動物園にいるような多くの動物がいます。
「両生類」と「哺乳類」の違い
「両生類」と「哺乳類」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、動物の最も大きな分類の脊椎動物の仲間であることは同じですが、そもそも体の構造から全く違う種類の動物です。
この2つの体の違いを最も簡単に述べるなら、卵で生まれ、子供の頃はエラ、大人になると肺で呼吸する変温動物が「両生類」であり、胎生で、肺呼吸する恒温動物が「哺乳類」ということになります。
他にも住んでいる場所や体の表面の状態などの違いがありますが、概ねこの定義で両者の区別はできます。
たとえばこの定義を別の脊椎動物にあてはめると、「哺乳類」の胎生の部分を卵生に変えると「鳥類」、「両生類」の生活場所を水中、呼吸をエラのみにすると「魚類」になります。
まとめ
この記事では、「両生類」と「哺乳類」の違いを、解説してきました。
この2つは脊椎動物なのですが、見た目も生活も大きく違います。
それぞれの生態について詳しく知ると面白いことがたくさんわかりますので、一度調べてみるのも良いでしょう。