この記事では、「ボロニーズ」と「ビションフリーゼ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ボロニーズ」とは?
ボロニーズとはフワフワとした白く長い毛が特徴の小型犬で、イタリアのボローニャ地方が原産です。
とても古い犬種で、11世紀には既に存在していました。
長毛ですが抜け毛が少なく、ピュアホワイトと呼ばれる純白の毛色しか認められていません。
貴族の愛玩犬として可愛がられてきた歴史があります。
現在はペットとして一般の家庭でも飼われていますが、日本での飼育数はそれほど多くはありません。
「ビションフリーゼ」とは?
ビションフリーゼも純白の巻き毛を持つ小型犬で、フランスが原産です。
マルチーズとバルビーという犬を掛け合わせて誕生しました。
ビションフリーゼの「ビション」はマルチーズを表しており、「フリーゼ」は巻き毛を表しています。
ヨーロッパでは上流階級の愛玩犬でした。
その後、一般家庭にも広まり、アメリカに持ち込まれます。
アメリカでは、パウダーパフと呼ばれるカットで人気となります。
パウダーパフは、まるで綿菓子のような丸いカットです。
「ボロニーズ」と「ビションフリーゼ」の違い
ボロニーズもビションフリーゼも純白の巻き毛が特徴の小型犬で、そのルーツは同じといわれています。
マルチーズとバルビーを掛け合わせて誕生したのがビションで、ビションは「ビションフリーゼ」「テネリフェ」「ボロニーズ」「ハバニーズ」に分かれていったのです。
ボロニーズとビションフリーゼの違いは被毛にあり、ボロニーズはシングルコートですがビションフリーゼはダブルコートになります。
また、イタリアが原産なのがボロニーズで、フランスが原産なのがビションフリーゼです。
まとめ
ボロニーズとビションフリーゼは、ルーツを同じくする犬種です。
ボロニーズはイタリア生まれで被毛はシングルコートですが、ビションフリーゼはフランス生まれで被毛はダブルコートになっています。