この記事では、「スプラッター」と「グロテスク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スプラッター」とは?
「スプラッター」の意味は以下の通りです。
1つ目は「液体がバチャッと飛び散ること」という元の意味です。
2つ目は転じて「ホラー映画の種類で、血しぶきが上がるような残虐なシーンの多い映画のこと」という意味です。
「スプラッター」の言葉の使い方
「スプラッター」は名詞・形容動詞として「スプラッターだ・である」「スプラッタームービー」などと使われます。
英語の「splatter」が日本語化した言葉で、「液体がバシャッと飛び散る」から転じて「映画で血が飛び散る内容のもの」という意味で使われる様になりました。
本来ホラーの意味はありませんので、日常でも使われる言葉です。
誤解を防ぐ為に「スププラッター・ムービー」と呼ばれることもあります。
「グロテスク」とは?
「グロテスク」の意味は以下の通りです。
1つ目は「古代ローマで使われていた、異様な人物や動植物など装飾模様」という元の意味です。
2つ目は転じて「ひどく異様で怪奇な様子」という意味です。
「グロテスク」の言葉の使い方
「グロテスク」は「グロ」とも呼ばれ、名詞・形容動詞として「グロテスクだ・である」「グロテスクな姿」などと使われます。
フランス語の「grotesque」が英語になり、日本語化した言葉で、元はルネサンス・バロック芸術のひとつである異様な曲線模様を表す言葉でした。
次第に「怪奇で異様」「不快に感じること」として使われる様になったのです。
「スプラッター」と「グロテスク」の違い
「スプラッター」は「液体がバチャッと飛び散ること」、転じて「映画で血が飛び散る内容のもの」です。
「グロテスク」は「ひどく異様で怪奇な様子」です。
「スプラッター」の例文
「スプラッター」の例文は以下の通りです。
・『スプラッター映画を見て気分が悪くなった』
・『スプラッター映画は苦手だ』
「グロテスク」の例文
「グロテスク」の例文は以下の通りです。
・『深海魚はグロテスクだ』
・『百足の歩く姿はグロテスクだ』
まとめ
今回は「スプラッター」と「グロテスク」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。