「感傷に浸る」と「感傷にふける」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「感傷に浸る」と「感傷にふける」の違いとは?違い

この記事では、「感傷に浸る」「感傷にふける」の違いを分かりやすく説明していきます。

「感傷に浸る」とは?

感傷に浸るは、かんしょうにひたると読むのが正解な言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、物事に感じて心を痛める事にという意味を持っている感傷にの文字に、ある心境とか状態に入り切るという意味を有する浸るの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ感傷に浸るは、心が痛む様な切ない心理状態に入ってしまう事を表すのです。

より具体的には、現在進行形の出来事に対してやその時生じた切ない感情に、すっかり入り込んでしまうという意味の言葉として使われています。


「感傷にふける」とは?

感傷にふけるは、かんしょうにふけると読むべき言葉です。

文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、悲しんだり同情したりといった心の傾向にという意味の感傷にの文字に、他の事を忘れてしまい一心にするという意味があるふけるの文字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。

以上の事から感傷にふけるは、心に痛みを覚える様な感傷的な気分に陥る事を示すのです。

もっとも感傷にふけるは、過去に起こった出来事や感情を思い出す事で、その様な痛みを覚えるという意味で用いられています。


「感傷に浸る」と「感傷にふける」の違い

感傷に浸ると感傷にふけるの文字表記を比較してみると、浸とふけという文字の違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。

所がその他の文字は同じであり、どちらも切ない気持ちや感情に陥ってしまった状態を表現する言葉となっています。

とはいえ陥り方に違いがあり、感傷に浸るは、現在進行形の出来事とか感情が原因です。

一方の感傷にふけるは、過去の出来事や感情が原因となっています。

まとめ

2つの言葉には共通する文字があるだけでなく、どちらも心が痛む様な切ない心境に陥るという意味合いを所有しているのです。

ただしその心境に陥る対象に違いがあり、感傷に浸るは現在進行形で起きている出来事や生じた感情でその様な心理状態になる事を表します。

対する感傷にふけるは、過去の出来事とか過去の感情を思い出す事で、その様な心理状態に陥る事を示すのです。

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