この記事では、「公安調査庁」と「公安警察」の違いを分かりやすく説明していきます。
「公安調査庁」とは?
公安調査庁は、こうあんちょうさちょうと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、社会や公共のといった意味を持っている公安の漢字に、調査等を行う機関といった意味を有する調査庁の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に公安調査庁は、公共の安全の確保を目的とした法務省の外局の1つを表すのです。
「公安調査庁」の言葉の使い方
公安調査庁は、日本の行政機関の1つを表現する言葉として使われています。
具体的には、破壊活動を行ったり暴力主義的な団体に関する調査や処分の請求といった行政事務を行う機関という意味で、使用されている言葉です。
「公安警察」とは?
公安警察は、こうあんけいさつと読むべき言葉となっています。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、社会の秩序が保たれているという意味の公安の漢字に、社会の秩序や社会の安全を守るという責任を負った行政機関等の意味がある警察の漢字を組み合わせる事で完成した言葉です。
以上の事から公安警察は、公共の安全と秩序の維持を目的として活動する組織を示します。
「公安警察」の言葉の使い方
公安警察は、公共の安全と秩序維持を目的とする警察組織を意味する言葉として用いられているのです。
機密性が高く、高度な情報収集能力が必要となるため、警察官の中でも高い能力を有した者が所属する組織に対して、この言葉が利用されていたりします。
「公安調査庁」と「公安警察」の違い
公安調査庁と公安警察の漢字表記を比較すると、調査庁と警察という漢字の違いがある事を発見可能です。
所がその前の漢字は同じ公安である事から、混同してしまう人も少なくありません。
とはいえ公安調査庁は、破壊活動を行ったりした組織の調査や処分の請求を行う法務省の外局です。
一方の公安警察は、公共の安全維持を目的としている警察組織の1つとなっています。
まとめ
2つの言葉は、共通する漢字があるが故にごっちゃになってしまう恐れはないとは言えません。
ただし公安調査庁は、暴力的や破壊活動を行った団体を調査したり、処分の請求を実施する法務省の外局の1つです。
対する公安警察は、公共の安全と秩序の維持を目標として掲げる警察組織の1種となっています。