この記事では、ロイヤルカナン(猫)「消化器サポート」と「可溶性繊維」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「消化器サポート」とは?
食べると吐いてしまったり、お腹の調子が悪くなり、下痢する猫のために作られたのが「消化器サポート」【しょうかきさぽーと】です。
しっかり固まらず難便になってしまう消化器疾患の猫を、少しでもサポートできるよう消化性が高い原材料や成分が安全に調合された療法食になります。
原材料には鶏や七面鳥にコーングルテン、可水分解レバー、米、植物性繊維、超高消化性小麦タンパクなど消化を助けるものが入っている療法食です。
また、少量しか食べられないときでも摂取したいカロリーを補えるのと、大腸の粘膜細胞の動きを高めるための栄養源として可溶性植物繊維の量を増やしています。
「可溶性繊維」とは?
急性、慢性の便秘気味な猫に最適なキャットフードが「可溶性繊維」【かようせいせんい】です。
消化器疾患に悩む猫の療法食として、すでにベストな調合がなされているフードであり、消化率90%以上にもなる超高消化性小麦タンパク率のため胃腸に負担を与えにくく、食事後も快適な便通につなげます。
米をはじめ七面鳥や鶏といった肉類、DHAとEPAを含む魚油、大豆油を含み、さらに消化をうながして大腸の働きを助けるフラクトオリゴ糖や酵母も入っているのも魅力です。
消化能力が低下した高齢猫を助ける食物繊維や、健やかな日々を過ごせるようビタミンA、E、D3といった成分も含みます。
「消化器サポート」と「可溶性繊維」の違い
「消化器サポート」と「可溶性繊維」の違いを、分かりやすく解説します。
やわらかい便や嘔吐、便秘を繰り返す猫に最適な「消化器サポート」は悩みを抱える猫に最適な調合がなされている療法食です。
お腹の調子が悪い猫の消化器に負担をかけにくいよう少量でも栄養とカロリーが摂取でき、大腸の粘膜細胞も考えて配合しています。
もう一方の「可溶性繊維」は便秘を改善する可溶性植物繊維であるサイリウムを選び、プレバイオティクスをはじめ、便秘を解消するため有効な高消化性がある原材料から作られている療法食です。
消化率が高い小麦タンパクや大腸の働きを考えたフラクトオリゴ糖、様々なビタミンも含み、猫の食生活を支える「消化器サポート」よりも含まれています。
まとめ
猫のお腹を考えて調合された療法食を2つご紹介しました。
含まれる原材料や合う症状などに違いがありますので、公式HPや通販サイトなどの説明文で比較してみるといいでしょう。