この記事では、「碾茶」と「抹茶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「碾茶」とは?
碾茶とは緑茶の1つで、抹茶の原料として用いられます。
被覆して日光を遮って栽培した茶葉を蒸して、揉まずに乾燥させたものをいいます。
なぜ日光を遮るのかというと、渋味や苦味のあるカテキンの生成量を少なくするためです。
カテキンが減る分、テアニンという成分が増えます。
テアニンは緑茶に含まれる旨味成分で、リラックス効果があるといわれています。
碾茶はこの被覆する工程を20日以上行います。
碾茶は抹茶に加工されることが多いですが、茶葉やティーバッグで販売されることもあります。
「抹茶」とは?
抹茶とは、碾茶を細かく砕いた粉末のことをいいます。
昔は茶臼で挽いたものを指していましたが、機械などで細かく粉砕したものも抹茶になります。
抹茶は茶道で用いられるお茶です。
また、抹茶はスイーツの材料として使われることもあります。
抹茶味の和菓子だけではなく、アイスクリームやケーキ、チョコレート、マカロンなど洋菓子の素材としても用いられています。
抹茶を使ったお菓子は色々な種類が販売されていて、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等でも手軽に購入することができます。
それから抹茶味のスイーツは、海外でも人気があります。
「碾茶」と「抹茶」の違い
碾茶は緑茶の一種で、碾茶を細かく粉砕したものが抹茶です。
碾茶は茶葉ですが、抹茶は粉状になっています。
茶道で使われるのは抹茶です。
抹茶は碾茶を加工したものなので、味に大きな違いはありません。
知名度が高いのは抹茶で、抹茶味のフレーバーは様々なお菓子に用いられています。
特にアイスクリームでは、抹茶は定番のフレーバーとして定着しました。
碾茶は抹茶に加工されることが多く、碾茶として販売されることは少ないです。
まとめ
碾茶を細かく粉砕したのが抹茶です。
碾茶は茶葉ですが、抹茶は粉状というところに違いがあります。