この記事では、「ふきのとう」と「たらの芽」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ふきのとう」とは?
「ふきのとう(蕗の薹)」とは、植物の「フキ(蕗)」の若い花茎のことを指しています。
「蕗の薹」は春の山菜の一つで、春の季語にもなっています。
「フキ」はキク科フキ属に分類されている多年草です。
日本が原産で、草丈は10〜30㎝程度あります。
「フキ」の開花時期は3月〜5月で、雌雄異株です。
雌は白色、雄は薄黄色の花が咲きます。
葉は大型で、若葉や茎は食用になります。
しかし、地下茎は有毒なので、注意が必要です。
また、「フキ」の変種に「アキタブキ」があります。
「たらの芽」とは?
「たらの芽」とは、「タラノキ(?木)」の新芽のことで、山菜として食べられています。
「タラノキ 」はウコギ科タラノキ属に属している落葉低木です。
樹高は2〜6mで、樹皮に棘があります。
「タラノキ」は7月〜9月に5弁花の白色の小花が多数咲きます。
10月〜11月に、小さい球形の黒色の実がなります。
そして、「タラノキ」の樹皮と根皮は薬用に用いられています。
「ふきのとう」と「たらの芽」の違い
「ふきのとう」と「たらの芽」の違いを、分かりやすく解説します。
「ふきのとう」はキク科ですが、「たらの芽」はウコギ科になります。
また、「ふきのとう」は「フキ」の若い花茎であるのに対し、「たらの芽」は新芽で、どちらも春の山菜として、食用になっています。
「ふきのとう」と「たらの芽」には、これらのような違いが見られます。
まとめ
「フキ」の別称には、「ヤマブキ」、「ノブキ」、「ミズブキ」などがあります。
また、「フキ」の英語表記は「Fuki」、「Japanese butterbur」などになります。
そして、「タラノキ」には、「タランボウ」、「オニノカナボウ」などの別名があります。
さらに、「タラノキ」は英語で「Japanese angelica-tree」、「Chinese angelica-tree」などと表記します。
「ふきのとう」と「たらの芽」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。