「器材」と「機材」には、どのような違いがあるのでしょう。
この記事では、「器材」と「機材」の違いを分かりやすく説明していきます。
「器材」とは?
「器材」は、器具と材料。
器具や器械を作る材料を意味します。
「器具」とは、簡単な器械や道具類を意味します。
また、「器械」は、動力装置をもたない道具を意味します。
このように、簡単なものを作る際に必要な材料が「器材」となります。
「器材」の使い方
比較的簡単な物を作る際に必要とされる「器材」。
そのため、「実験用器材」や「イベント用の器材」などといった形で用いられます。
「機材」とは?
「機材」は、機械と材料。
機械を作る材料を意味します。
「機械」とは、動力を受けて目的に応じ運動や仕事をするものを指します。
このように、動力によって動く物を作る材料が「機材」となります。
「機材」の使い方
動力を持つ機械を作る際に必要とする「機材」。
そのため、「パソコンの機材」や「音響機材」などといった形で用いられます。
「器材」と「機材」の違い
「器材」と「機材」は、同じ材料を意味する言葉でも、何に必要な材料なのかといった違いがあります。
「器材」の場合、動力をもたないものを意味し、いわば、道具と同じです。
一方、「機材」の場合は、動力を持つ物を意味します。
そのため、機械と同じ。
このような、動力を持つか、持たないか、によって、「器材」と「機材」を使い分けることになります。
「器材」の例文
・『イベントの準備に向け、パイプいすなどの器材搬入が始まりました』
・『化学実験に必要な実験用器材を揃える』
・『撮影の小道具として必要な器材を買いそろえる』
・『熱中症対策として、今回は必要な器材の中にテントが含まれています』
「機材」の例文
・『イベント会場に音響機材が運び込まれました』
・『発表会に必要なマイク機材をそろえる』
・『パソコン機材は、これですべて揃っているか確認する』
・『レンタル業者に機材の搬入を依頼する』
まとめ
以上のような違いがありますが、特に区別しない場合は「機材」を使用して問題はありません。