“admit”は「認める、受け入れる」など様々な意味がある動詞で、実際の英会話で頻繁に使う単語です。
文法上の用法において“admit doing”と“admit to doing”の2通りがあります。
この記事では、“admit doing”と“admit to doing”の違いを分かりやすく説明していきます。
「admit doing」とは?
“admit doing”は「(~する・した事実を)認める」と言う意味です。
つまり、「(犯罪行為やその名称を)認める」という意味です。
「admit to doing」とは?
「admit to doing」はdoingの部分に犯罪名・行為を当てて、「~を認める」という意味です。
ニュースや新聞報道で容疑者が自分が犯した罪や容疑を認める際に頻繁に登場する表現です。
女優の酒井法子さんが覚醒剤使用の罪で逮捕されたときの表現を紹介します。
She admitted to using drugs.
She admitted using drugs.
ほぼ同義ではありますが、toを付けることで「彼女はドラッグを使ったことを告白した・認めた」と誤訳なく読むことができます。
「admit doing」と「admit to doing」の違い
動詞“admit”は後ろに動名詞のingを置くほか、to+名詞、thatSVの形を取ることができます。
ただし“admit to do”の形は不可です。
例を紹介します。
The president admitted being guilty.
The president admitted to his guilt.
The president admitted that he was guilty.
いずれも日本語訳は「社長は自身の罪を認めた」となります。
「admit doing」の例文
・『The boy admitted having broke the vase. 』(少年は花瓶を壊したことを認めました。)
・『She admitted having stolen the money. 』(彼はその金を自分が盗んだと白状しました。)
「admit to doing」の例文
・『He admitted to feeling guilty. 』(彼は悪いと思っていることを認めました)
・『The student admitted to cheating on the test. 』(その生徒はテストでカンニングをしたことを認めました。)
まとめ
「admit」は「認める、受け入れる」など様々な意味がある動詞です。
文法上の用法において「admit doing」と「admit to doing」の2通りがあります。
実際の英会話やニュースでよく見聞きする表現ですのでそれぞれの意味と使い分けをしっかりと理解しておきましょう。