「祈願」と「祈祷」の違いとは?分かりやすく解釈

「祈願」と「祈祷」の違いとは?生活・教育

この記事では、「祈願」「祈祷」の違いを分かりやすく説明していきます。

「祈願」とは?

「祈願」とは願いが叶うように祈りを捧げることです。

望んでいることに関するご利益を持つ特定の神様仏様に対して祈ることもあれば、誰に祈っているかはあやふやな状態で願いが叶いますようにこうなりますようにと祈ることもあります。

祈りと付いていますが祈りとしてはとてもアバウトで、祈りは口に出さず心のなかで願うだけでもいいですし、神社やお寺に行ったり神主や僧侶の力を借りる必要もありません。

ただし絶対にそうしなければならないわけではないだけで、あえて神社やお寺に行って「祈願」する人も多いです。


「祈祷」とは?

「祈祷」とは願いがかなったり加護が得られるよう神仏に対して言葉を出して祈りを捧げることです。

特に神社であれば神主お寺であれば僧侶など神職に就いている人が、神仏に対して祈りを捧げるための祝詞でもって祈ることを指します。

そのため「祈祷」は簡単なものでも知識が必要な儀式のようなものであり、祈祷師という一般の人の代わりに「祈祷」を執り行う専門の職業もあるほどです。


「祈願」と「祈祷」の違い

「祈願」「祈祷」の違いを、分かりやすく解説します。

願いが叶うように祈りを捧げることが「祈願」で、加護を得られるように願いが叶うように言葉を出して祈るのが「祈祷」です。

「祈願」では発言するかどうかだけでなく誰に祈るかも漠然とした状態でも問題ありません。

しかし「祈祷」は祈る相手となる神仏ごとに語りかけるための祝詞も違うので、誰に何を祈るかを明確にした上で適切な言葉を使って祈る必要があります。

まとめ

神様仏様に祈る行為としては「祈願」は専門知識がなく誰に祈るかすら漠然としていても可能というカジュアルな祈り方です。

それに対して「祈祷」は場と道具を用意し専用の言葉で言葉を届ける、専門性が高いフォーマルな祈り方と言えるでしょう。