この記事では、「曖昧」と「あやふや」と「うやむや」の違いを分かりやすく説明していきます。
「曖昧」とは?
「曖昧」は「あいまい」と読みます。
「曖昧」は「態度や物事がはっきりしないこと。
その様子」という意味があります。
また「曖昧」には「怪しくて疑わしいこと。
いかがわしいこと。
その様子」という意味があります。
「曖昧」の言葉の使い方
態度や物事がハッキリしないとき、「曖昧」という言葉を使います。
例えば、質問をしたのに、ハッキリした答えが返ってこない場合があります。
この時、「曖昧な答えしか返ってこない」などという文章にできます。
また、怪しくて疑わしいことに対して、「曖昧」という言葉を使うことがあります。
どこか怪しげに感じられるホテルがある場合、「曖昧なホテルに泊まった」などという文章にできます。
「あやふや」とは?
「あやふや」は「物事がハッキリしない様子。
当てにならないよう」という意味があります。
「あやふや」の言葉の使い方
恋人に、来週の予定を聞いた時に、ハッキリと答えられず、返事を聞いたものの当てにならないと感じる時があるかもしれません。
このような場合は、「恋人の返事があやふやで、当てになりそうにない」などという文章にできます。
また、仕事を続けるべきかどうか考えたときに、ハッキリとした気持ちが持てない場合があります。
このような場合は、「仕事を続けていいかどうか、あやふやな気持ちだ」などという文章を作ることができます。
「うやむや」とは
「うやむや」は「有耶無耶」と漢字表記できます。
「うやむや」には「曖昧な様子。いい加減な様子。はっきりしない様子」という意味があります。
「うやむや」は、「有りや無しや」が由来となっているため、特に「あるのかないのかはっきりしない様子」を意味する言葉となります。
「うやむや」の言葉の使い方
浮気をしているのではないかと、妻に聞かれた夫が、適当にはぐらかして、質問をされたことを無かったことにして、ごまかすような場合があります。
この場合、「浮気について質問されたが、夫はうやむやにした」という文章にできます。
「曖昧」と「あやふや」と「うやむや」の違い
「曖昧」は「態度や物事がはっきりしないこと。
その様子」という意味があります。
「あやふや」は「物事がハッキリしない様子。
当てにならないよう」という意味があります。
「うやむや」には「曖昧な様子。
いい加減な様子。
はっきりしない様子」という意味があります。
「曖昧」と「うやむや」は、意識的に物事をハッキリさせないのに対して、「あやふや」は、本人自身が言葉や態度をハッキリさせられないでいる場合を意味します。
そのため、ハッキリしない様子の時、「曖昧」と「うやむや」は意図的な可能性があり、「あやふや」は無自覚だという違いがあります。
特に「うやむや」は、「曖昧」と比較しても、意図的にぼやかしている印象があります。
まとめ
「曖昧」と「あやふや」と「うやむや」の違いについて見てきました。
3つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。