この記事では、「応急借置」と「応急処置」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「応急借置」とは?
医師や救急隊員ではない人が、怪我した者や病気を発症したとき処置することを「応急措置」【おうきゅうそち】といいます。
例えば、倒れた人の心臓が止まっているとき、心臓マッサージしなければ命の危険が差し迫っている況である場合に行われるものです。
措置してそれ以上は被害が大きくならないようにして、倒れた人を助けます。
時折、飲食街や駅などで急に倒れてしまった人を、その場に居合わせた者が手当てすることがありますが、助ける人は医療に関してまったく無知な状態で手当てするわけです。
「応急処置」とは?
病院がない場所で負傷したり、病気の症状が出た人を簡単な方法で処置することを「応急処置」【おうきゅうしょち】といいます。
例えば、登山していた人が滑落して腕を切れば、医療資格者が怪我を処理するため現場で止血したり、傷口に薬を塗るといった処置するのです。
そのため、入院している患者に処置したり、手術するといった行為ではなく、事故に遭った人を現場で怪我を処置したり、病気がそれ以上悪化しないように処置する行為を指します。
「応急措置」と「応急処置」の違い
「応急措置」と「応急処置」の違いを、分かりやすく解説します。
救急車が早く来ない場所であったり、病院も遠いといった場所で、通りすがりの人や近くの住人が怪我を処置する行為を「応急措置」といいます。
医療用の薬や道具が無いときは木の棒を骨折した箇所にあてがって、紐で固定するといった簡単な方法で行うのです。
もう一方の「応急処置」は救急隊員が現場に駆けつけて、その場の状況からどのような処置すればいいかを考えた上で早急に処置する行為を指します。
まとめ
どちらも応急が使われている言葉ですが、一般人が手当てするか、医療従事者が処置するかの違いがありますので、そこに注意して使い分けてみましょう。