この記事では、「役所」と「役場」の違いを分かりやすく説明していきます。
「役所」とは?
「役所」は「やくしょ」と読みます。
「役所」は、「市区町村の行政機関のことで、市と区の場合に使う言葉」という意味があります。
例えば、東京都の23区の行政機関は、区にあるため「区役所(くやくしょ)」と読みます。
また、市にある行政機関は「市役所(しやくしょ)」と呼ぶことになります。
ちなみに、都道府県の行政機関の場合は、「庁(ちょう)」と呼ばれ、「都庁」、「県庁」などと呼ばれています。
自治体の政令指定都市は50万人以上の人口が必要で、市になるためには5万人以上に人口が必要になります。
そのため、「役所」は、人口が多い、比較的発展した場所に置かれている傾向があります。
「役場」とは?
「役場」は「やくば」と読みます。
「役場」は「市区町村の行政機関のことで、村や町の場合に使う言葉」という意味があります。
例えば、村にある行政機関のことは「村役場(むらやくば)」と呼びます。
また、町にある行政機関のことを「町役場(まちやくば)」と呼びます。
村や町は、人口が5万人以下の自治体の行政機関ということになるため、「役場」は、田舎にある行政機関という印象が強くなります。
「役所」と「役場」の違い
「役所」と「役場」の違いを、分かりやすく解説します。
「役所」も「役場」も、市区町村の自治体の、行政機関という共通点がありました。
しかし、市と区の行政機関は「役所」で、村と町の行政機関は「役場」という大きな違いがあることが分かりました。
どちらも、自治体の運営に不可欠な行政機関ですが、このように自治体の規模により違いがあります。
まとめ
「役所」と「役場」の違いについて見てきました。
どちらも、市区町村の行政機関という共通点がありますが、自治体の規模の大きさによって使い分けられていることが分かりました。
これからは、市と区の行政機関は「役所」、村と町の行政機関は「役場」と使い分けてみてはいかがでしょうか。