最近になって様々な日本の音楽に対する影響に関しても言及されるようになったものとして「レゲエ」というものがありますが、実は歴史としてはかなり古いものです。
それでは、この「レゲエ」とはどういう意味でしょうか。
また、「スカ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「レゲエ」と「スカ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「レゲエ」とは?
「レゲエ」とは、1960年代に南米のジャマイカで発生した音楽のジャンルのひとつです。
成り立ちとしては後述の「スカ」や「ジャズ」「R&B」などの多くの既存の音楽をベースにしています。
「スカ」と同様に、4拍のうちの2拍目と4拍目にアクセントが置かれていることが最も大きな特徴で、それをゆったりとしたテンポに乗せると南国ならではのフワフワした感覚を得ることができます。
「スカ」とは?
「スカ」とは、1950年代に南米のジャマイカで発生した音楽のジャンルのひとつです。
アメリカで全盛だった「R&B」をベースにして、もともとはジャマイカ独立を祝うための音楽として発生し、ジャマイカでの楽器や演奏の仕方によって発展しました。
その後アメリカやイギリスなどにも輸出され、日本においても、そのものズバリの「東京スカパラダイスオーケストラ」によってメジャーなジャンルになっています。
「レゲエ」と「スカ」の違い
「レゲエ」と「スカ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの音楽ジャンルは、そもそもは南米のジャマイカで起きた大衆音楽であり、リズムの基本として2拍4拍にアクセントがあるということは同じですが、発生した時代が違い、音楽としての印象も違います。
「スカ」が形になったのは1950年代であるのに対して、「レゲエ」はその後の1960年代です。
したがって、「レゲエ」自体が「スカ」の影響下で生まれたものになります。
サウンドの印象としての最も大きな違いは、テンポでしょう。
比較的早いテンポで踊ることを意識してつくらtれた「スカ」に対して、「レゲエ」はゆったりとしたテンポになっています。
まとめ
この記事では、「レゲエ」と「スカ」の違いを、解説してきました。
この2つの音楽は親と子のような関係にあることはすでに記述した通りですが、日本においては「レゲエ」のほうが早くブームになったこともあって、「スカ」のほうが新しいものだと勘違いしている人も多いのが現実です。
この機会にこの2つの音楽をいろいろ聴いてみるのも良いでしょう。