この記事では、「ムカデ」と「ヤスデ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ムカデ」とは?
「ムカデ」は、「百足」や「蜈蚣」などと漢字表記されることがあります。
「ムカデ」は、多足類の節足動物と呼ばれる虫の一つで、日本に100種類以上生息しているとされています。
足が多いことで知られるムカデは、多い種類では173対の足を持ちます。
1つの節に、1本の足があるという特徴があります。
体長は60㎜から200㎜程度とされていて、かなり大型のものもいます。
「トビズムカデ」のように、毒を含む牙を持つタイプの危険な種類もいて、肉食性のため、虫やミミズ、時にはネズミなどを食べることがあります。
「ヤスデ」とは?
「ヤスデ」は、ヤスデ鋼に属する節足動物で、体が細く、短い多数の足があります。
日本に200州類以上生息するとされています。
1つの節に2本以上の足があるという特徴があります。
100対を超すような多足の「ヤスデ」もいますが、一般的なものは30から40対程度とされています。
体長は10㎜から、40㎜程度と小さなものが多いです。
枯葉やキノコなどの菌類を主に食べる穏やかな虫で、毒を持ちません。
「ムカデ」と「ヤスデ」の違い
「ムカデ」と「ヤスデ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ムカデ」と「ヤスデ」は、足が多く細長い虫という特徴があります。
しかし、「ムカデ」は1つの節に1対の足しかないのに対して、「ヤスデ」は、1つの節に2本以上の足があります。
また「ムカデ」は体長が大きなものがいるのに対して、「ヤスデ」は小さいという違いがあります。
さらに、「ムカデ」は肉食性で、毒を持つのに対して、「ヤスデ」は、菌類を食べ、毒がないという大きな違いがあります。
まとめ
「ムカデ」と「ヤスデ」の違いについて見てきました。
2つの虫は、見た目の印象が似ているため混同しやすいですが、たくさんの違いがあることが分かりました。
基本的に、大きなものは「ムカデ」、小さいものは「ヤスデ」と覚えておくといいのではないでしょうか。