この記事では、「シラウオ」と「シロウオ」と「シラス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シラウオ」とは?
「シラウオ(白魚)」とは、春先に獲れるキュウリウオ目シラウオ科の魚です。
半透明の白色で、小形でほっそりしています。
成魚で体調は約5センチです。
「シラウオのような指」とは女性の白くて細い指のことを言います。
「シラウオ」と「シロウオ」は似ているので、混同されることがあります。
数が減っていることから、環境省のレッドリストで絶滅危惧種にして指定されています。
「シロウオ」とは?
「シロウオ(素魚)」とは、スズキ目ハゼ科で、春先に獲れる半透明の小さな魚のことです。
イサザとも言います。
「シロウオ」の成魚の体長は5センチ程度の大きさで、寿命は1年程度です。
環境省や各都道府県のレッドリストで、絶滅危惧種となっています。
「シラス」とは?
「シラス(白子)」とは、イワシ、アユ、イカナゴ、またはウナギなどの様々な稚魚の呼び名です。
また、ウナギの稚魚は「シラスウナギ」と呼ばれています。
「シラス」は体が白く透き通っているのが特徴です。
中には「シロウオ」を「シラス」と呼んでいる地域もあります。
「シラウオ」と「シロウオ」と「シラス」の違い
「シラウオ」とは、半透明の白色の小形でほっそりしたキュウリウオ目シラウオ科の魚のことです。
「シロウオ」は、スズキ目ハゼ科で半透明の小さな魚のことです。
また、「シラス」は、イワシ、アユ、イカナゴ、またはウナギなどの様々な稚魚の呼び名を言います。
「シラウオ」はキュウリウオ目シラウオ科の魚で、「シロウオ」はスズキ目ハゼ科の魚なので、この点が異なっています。
また、「シラス」は稚魚のことを言いますが、「シラウオ」と「シロウオ」は主に成魚のことを指しているので、この点も違っています。
まとめ
「シラウオ」と「シロウオ」はどちらも成魚では体長が5センチ程度なので、混同しやすいかもしれません。
小さな魚は特に見た目が似ているものだと、区別をするのが難しいこともあります。
「シラス」はいろいろな稚魚の総称を言いますが、主にイワシが多いようです。
「シラウオ」と「シロウオ」はレッドリストで絶滅危惧種になっています。
これは魚だけではなく、他の生き物たちにも当てはまります。
また、最近は特にマイクロプラスチック問題が深刻化してきており、魚や他の海の生き物たちへの影響も懸念されています。
自然豊かな地球環境を守っていくためにも、マイクロプラスチック問題のようなことに対して、一人一人が問題意識を持つことが重要になってきます。
そのためにも、まずは野生の生き物たちに興味を持つことで、より環境への関心を高めやすくなるでしょう。
これは大人だけではなく、子供たちも小さい時からこのような問題に触れていくようにしたいものです。
そうすることで、何代も後の後世まで、より自然豊かな地球環境を維持し続けていくことが期待できるようになるでしょう。