この記事では、「みねばり櫛」と「つげ櫛」の違いを分かりやすく説明していきます。
櫛選びのヒントにしてください。
「みねばり櫛」とは?
みねばり櫛とはミネバリという、樹木から作られるブラシをいいます。
硬い材質をしていて、滑らかなツヤと光沢があります。
日本に昔からある伝統工芸品で、舞妓さんも愛用しています。
目が粗いもの、目が細かいものがあって、髪質にあわせて好きなものを選べます。
髪についたほこりを適度に取ってくれるので、とかすとナチュラルな艶が出てきます。
椿油とあわせて用いると、天使の輪が出てくるように。
ダメージヘアを優しくいたわりながら、美しい質感に導いてくれます。
「つげ櫛」とは?
つげ櫛とはツゲという、常緑樹をつかったブラシをいいます。
手触りのいい材木で、美しい艶も楽しめます。
こちらも古くからある櫛で、身だしなみに気を遣う女性から愛されています。
職人さんが丁寧に作っているので、ひとつとして同じものは無く丈夫です。
母から子と2代にわたって、愛用されることも多いです。
ナチュラルな材質なので静電気が起きにくく、まとまりづらい髪を整えてくれます。
切れ毛や枝毛など、髪のトラブルにお困りの方に人気があります。
「みねばり櫛」と「つげ櫛」の違い
「みねばり櫛」と「つげ櫛」の違いを、分かりやすく解説します。
それぞれ花嫁道具として用いられていたくらい、歴史のある櫛です。
高級なイメージもありますが、最近ではどちらも手頃な値段で買えるものが増えています。
「みねばり櫛」と「つげ櫛」の大きな差は、使われている木材の違いです。
みねばり櫛はミネバリ、そしてつげ櫛はツゲの樹木が用いられています。
みねばり櫛はオレンジや濃いブラウン色、つげ櫛は明るいブラウン色のものが多いです。
どちらも美しい髪へ、いざなってくれます。
まとめ
「みねばり櫛」と「つげ櫛」の違いをお伝えしました。
職人さんが心をこめて作る櫛は、一生つかえる良いアイテムです。
材質の違いを知って、お買い物のヒントにしてください。