この記事では、「むしろ」と「かえって」の違いを分かりやすく説明していきます。
「むしろ」とは?
「むしろ」とは、「2つを比べて、一方を選ぶ」、「2つのを比較して、一方のほうがより良いという気持ちを表す」、「どちらかといえば」という意味を表す言葉であり、漢字では「寧ろ」と表記されます。
「むしろ」の使い方
「むしろ」は「AむしろB」などのように副詞として使われています。
「かえって」とは?
「かえって」とは、「予想に反する様」や「反対に」、「逆に」という意味を表す言葉であり、漢字では「却って」や「反って」と表記されます。
「かえって」の使い方
「かえって」は副詞として使われています。
「むしろ」と「かえって」の違い
「むしろ」は「比較した2つのもののうち1つを選ぶ」という意味で用いられる副詞です。
対して、「かえって」は「予想に反して」や「反対」にという意味で用いられる副詞になります。
「むしろ」の例文
・『今は甘いコーヒーより、むしろ、苦いブラックコーヒーが野みたい』
・『彼は外交的な性格であるが、アウトドアより、むしろ、インドアな趣味を持っているようだ』
・『親はジャズやポップスよりはむしろ、クラシックの方が好きである』
「かえって」の例文
・『良かれと思ってやったことが、かえって、事態を悪化させてしまった』
・『親からの強い勧めがかえって、彼女の自立心を掻き立てた』
・『彼をなだめるつもりが、かえって、火に油を注いでしまった』
まとめ
「むしろ」は「2つを比べて、一方を選ぶ」、「2つのを比較して、一方のほうがより良いという気持ちを表す」、「どちらかといえば」という意味を表し、「むしろ」は「比較した2つのもののうち1つを選ぶ」という意味を表すということでした。