この記事では、「アロサウルス」と「ティラノサウルス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アロサウルス」とは?
アロサウルスとは、ジュラ紀後期に北米大陸に生息していた大型の肉食恐竜です。
カルノサウルス類アロサウルス科に分類されます。
Allosaurus(アロサウルス)という名前はギリシャ語に由来しており、allosは「異なる」という意味でsaurusは「トカゲ」という意味です。
二足歩行をしていて、前足は短く3本の鋭い爪があります。
肉食恐竜の中ではよく知られており、恐竜図鑑等にもよく登場します。
日本では国立科学博物館に前身骨格が展示されています。
「ティラノサウルス」とは?
ティラノサウルスとは、白亜紀後期に北米大陸に生息していた大型の肉食恐竜です。
ティラノサウルスの名前は、ギリシャ語で暴君を意味する「テュランノス」に由来します。
肉食恐竜の中では、最も知名度があるといってもいい恐竜です。
恐竜ブームを巻き起こした映画「ジュラシック・パーク」にも登場します。
強靭な顎と鋭い歯を持っており、嗅覚や聴覚も優れていたと考えられています。
「アロサウルス」と「ティラノサウルス」の違い
アロサウルスもティラノサウルスも大型の肉食恐竜ですが、生息していた年代は全く異なります。
アロサウルスが生息していたのはジュラ紀後期で、1億5500万年から1億4500万年前頃までです。
それに対してティラノサウルスは、白亜紀後期の6800万年前から6600万年前頃に生息していました。
体はティラノサウルスの方が、アロサウルスよりも大きいです。
アロサウルスは肉食恐竜の中では骨が軽いので、走るスピードは速かったと考えられます。
ティラノサウルスは脳の容量が大きく、嗅覚や聴覚が発達していたと考えられるのです。
まとめ
アロサウルスはジュラ紀に生息していた恐竜で、ティラノサウルスは白亜紀に生息していた恐竜です。