この記事では、“clamp”と“clip”の違いを分かりやすく説明していきます。
「clamp」とは?
“clamp”には、名詞の意味と動詞の意味があります。
名詞の意味は2つです。
1つめは、締め具、留め金です。
締め具の素材はいろいろありますが、“clamp”は金属製のものを指しています。
留め金は、金属でできているものです。
留め金という意味を持っていることからも、“clamp”が指す締め具は金属であることがわかります。
もう一つの意味は、電気のクランプ回路のことです。
動詞の意味は3つあります。
1つめは、締め具や留め金でしっかり固定するです。
適当に固定することではなく、「しっかり」と固定することを意味しています。
ゆるみがない状態です。
2つめは、動かないようにしっかり押さえるです。
脚立にのって作業をするとき、脚立が動いてしまうと危険です。
そのため、誰かに脚立を押さえてもらうことがあります。
このとき、動かないようにしっかりと押さえるはずです。
このようなしっかりとしたやり方で押さえることを意味します。
3つめは、制限などをかけるです。
制限とは、物事のある限界のことです。
制限をかけるとは、限界を超えないように押さえるともいえるでしょう。
「clamp」の使い方
締め具や留め金のことを指して使用したり、締め具や留め金を使ってしっかり固定するという意味で使用したりします。
しっかり固定するという意味は、締め具や留め金のことだけでなく、動きを押さえるにも広がります。
「clip」とは?
“clip”には、名詞の意味と動詞の意味があります。
名詞の意味はクリップ、万年筆などの留め金具、ネクタイ留です。
どれも、物を挟んでとめる役割があります。
動詞の意味は3つです。
1つめは、クリップで留めるです。
クリップは物をはさめる形状になっています。
クリップで留めるとは、物をはさむということもできます。
このことから、“clip”は物をはさむという意味にもなります。
はさむといってもゆるいはさみ方もあれば、きついはさみ方もあります。
“clip”はしっかりはさむことを指しています。
2つめは、囲む、取り巻くです。
まわりをぐるりとすることを意味しています。
3つめは、アメフトでボールを持たない相手を後ろから体当たりして妨害するです。
「clip」の使い方
はさむための道具のクリップのことを指して使用したり、クリップを使ってはさむ動作のことを指して使用したりします。
「clamp」と「clip」の違い
2つの言葉で意味が似ているのは留め金です。
“clamp”は何かをつなぎとめるための金属でできたものを指しています。
一方、“clip”ははさむためのものを指しています。
クリップのような形状のものです。
まとめ
留め金という意味が似ている2つの言葉ですが、“clamp”は締め具という意味も持つように、固定するためのものを指しており、“clip”ははさむためのものを指しています。
それぞれの言葉が指しているものは違います。