“able”と“ible”はどちらも形容詞化する接尾辞(せつびじ)です。
単語の語尾に付けて、「〜できる、〜しうる」という意味を表します。
未知の単語が出てきても、“able”と“ible”のような語源を手がかりにすることで意味がイメージできることがあります。
この記事では“able”と“ible”の違いを分かりやすく説明していきます。
「able」とは?
“able”自体の意味は「できる、能力の備わった」です。
また、“able”が単語に後接すると「可能」のニュアンスを含んだ派生語を形成することができます。
「able」の使い方
“able”が単語の接尾辞になることで、さまざまな新しい単語になります。
・reason(理由)に「able」が付くとreasonable(理に適っている)
・negotiate(交渉する)に「able」が付くとnegotiable(交渉の余地がある)
・accept(受け入れる)に「able」が付くとacceptable (容認できる)
・afford(与える)に「able」が付くとaffordable(入手可能な)
・comfort(慰める)に「able」が付くとcomfortable(快適な)
「ible」とは?
“ible”は“able”と同様に形容詞化する接尾辞です。
ただし“able”は形容詞として単独でも使うことができますが、“ible”は単独で使うことはできません。
「ible」の使い方
“ible”が接尾辞の単語を紹介します。
・access(接近する)に「ible」が付くとaccessible(利用できる)
・permiss(許可する)に「ible」が付くとpermissible(許容できる)
・impress(強い影響を与える) に「ible」が付くとimpressible(感受性の強い)
・reduce(減らす) に「ible」が付くとreducible(簡略化できる)
・audio(音声の)に「ible」が付くとaudible(聞こえる)
「able」と「ible」の違い
接尾辞“able”と“ible”は意味において違いはなく、綴りが違います。
規則的な法則はないため根気よく覚える必要がありますが、接尾辞“able”と“ible”がついた単語は基本的に「~できる、~しうる、~しやすい」という意味です。
そのため、“able”と“ible”の前に着く単語の意味が分かれば類推することが可能です。
まとめ
たとえ知らない英単語であったとしても“able”と“ible”が含まれていることに気がつけば、「~できる、~しうる」の意味を含んでいると想像できるでしょう。
単語学習ではひたすら丸暗記するのではなく、“able”と“ible”のような語源から単語を覚えることは効率の良い勉強法です。
ぜひ英単語を覚える際の参考にしてみてください。