髪のケアを表す言葉として「髪質改善」と「縮毛矯正」があります。
この2つは具体的にどう違うのでしょうか。
今回は、「髪質改善」と「縮毛矯正」の違いを解説します。
「髪質改善」とは?
「髪質改善」とは、「髪の悩みを解消し良い状態にすること」を意味する言葉です。
「髪質改善」の使い方
髪の毛が有する特徴的な性質を「髪質」といいます。
髪質は人によってそれぞれ異なりサラサラの髪やパサつく髪、クセの強い髪や傷みやすい髪などいろいろな悩みや問題を抱えています。
髪の性質や状態に関する悩みを解消し理想的な状態にすることを表す言葉が「髪質改善」です。
一般的にはトリートメントなど専用の薬剤を使って髪の内部に成分を浸透させる技術を指します。
パサついた髪にうるおいを与えてなめらかにしたりまとまりにくい髪のボリュームを抑えてスタイリングしやすくしたりなど、より良い状態の髪を実現するヘアケア技術を指す言葉です。
「縮毛矯正」とは?
「縮毛矯正」とは、「縮れた髪の毛をまっすぐにすること」を意味する言葉です。
「縮毛矯正」の使い方
生まれつき縮れている髪の毛を薬品や熱でまっすぐにする技術を指します。
いわゆる天然パーマの悩みを解消する技術を指す言葉で、髪の性質を変える専用の薬剤や熱で縮れをとるアイロンなどを用いて縮れのないまっすぐな髪を実現します。
「髪質改善」と「縮毛矯正」の違い
「髪質改善」は髪の悩み全般を解消する施術を指すのに対し「縮毛矯正」は生まれつきの縮れを解消する施術のみを指すという違いがあります。
縮れている髪の毛の性質を改善するという意味で「縮毛矯正」は「髪質改善」の一種にあたります。
「縮毛矯正」に加えて艶出しや切れ毛防止など諸々のヘアケアを総合した言葉が「髪質改善」です。
まとめ
「髪質改善」と「縮毛矯正」は解消する悩みの種類が髪の縮れかどうかで区別されています。
明確な基準によって使い分けられている言葉なので憶えておきましょう。