この記事では、「発芽米」と「玄米」の違いを分かりやすく説明していきます。
「発芽米」とは?
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一般的には「発芽玄米」のことを指します。
「発芽」は芽を出すことです。
「米」は稲の実からもみ殻を取り去ったもののことです。
つまり、「発芽米」は食用とする米の芽がでたものということです。
稲は収穫した時点では芽は出ていません。
植物は、成長するのによい条件が整ったときに、芽を出して生育を始めます。
そのため、米から芽を出させるためには水に浸す必要があります。
夏なら1日ほど、冬なら2日ほど水に浸していると米から芽が出てきます。
しかし、どんな米でもよいのではありません。
「胚芽」と呼ばれる芽になる部分が残っている米でなくてはなりません。
白い米は胚芽が取り除かれてしまっています。
米から芽を出させるためには、胚芽の残っている「玄米」を選ぶ必要があります。
「玄米」とは?
稲の種子からもみ殻を取り除いたものです。
糠層、胚芽と呼ばれる部分が残っています。
米は、糠層、胚芽、胚乳で構成されています。
白い米は普段食べている部分は胚乳で、糠層と胚芽は取り除かれています。
「玄米」は胚乳だけでなく、糠層と胚芽も残っており、この部分も食用とします。
この部分には、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンEなどが含まれています。
食感は白い米に比べると固めです。
炊飯器の一部には「玄米モード」という機能がついており、この機能で炊くと食べやすくなります。
また、「分つき米」といって、糠層の部分をある程度取り除いたものもあります。
こうすることで、多少食べやすくなります。
「発芽米」と「玄米」の違い
「発芽米」と「玄米」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、後者を発芽させたものです。
後者は、稲の種子からもみ殻を取り除いたもので、一般的には芽を出していないものをいいます。
まとめ
芽を出しているのか、いないのかという点に違いがあります。