「議題」と「話題」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「議題」と「話題」の違い生活・教育

この記事では、「議題」「話題」の違いを分かりやすく説明していきます。

「議題」と「話題」の違い

「議題」「話題」の違いについて紹介します。


「議題」と「話題」の使い方の違い

「議題」は、「会議で取り上げて討論される内容のこと」に使われます。

あらかじめ内容が決まっていて、参加者が意見交換するものを言います。

「話題」は、「会話の題材」に使われます。

カジュアルな場面で使われ、最初から内容がきまっておらず、その場の雰囲気でどんどん内容が変わっていくものを言います。


「議題」と「話題」の英語表記の違い

「議題」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「agenda」で、「議題」「議事」という意味です。

日本語で「アジェンダ」と言うと「会議の日程」「協議内容」など、会議の内容全てを表すものに使われますが、英語では「議題」にも使われる単語です。

“The agenda for today’s meeting has been disutributed.”
(本日の会議の議題が配布された)
2つ目は「subject」で、「件名」「議題」という意味です。

“The subject for the meeting was changed.”
(会議の議題が変えられた)
「話題」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「topics」で、「トピック」と日本語にもなっています。

“She has a lot of topics for conversation.”
(彼女は会話の話題を数多く持っている)
2つ目は「most talked about」で、「話題の」という意味です。

“This is the most talked about cheesecake now.”
(これは今話題のチーズケーキです)

「議題」の意味

「議題」は、「かいぎ」と読みます。

意味は「会議で討論する内容のこと」です。

会議において、話し合って解決させたり、意見交換するべき内容のことであり、あらかじめ決められていることがほとんどです。

話し合いがスムーズに進められる様に、「議題」の内容を整理して資料を作ったり、事前に調べたり考えたりし て自分なりの意見をまとめておく人もいます。

会議の内容は「議事録」に記載され、どの様な「議題」で、どの様な結論に至ったかまで記録されます。

「議題」の使い方

「議題」「会議で討論する内容」に使われます。

名詞として独立して使われることが多く、ビジネスでは「議題に上がる」「議題を決める」などと使われます。

「議題」があるからこそ会議が成り立つものであり、何も「議題」がない場合、会議は開かれません。

「議題」を使った例文

・『今回の会議の議題はテレワークをもっと増やす為の取り組みについてです』
・『私が提案したプロジェクトが今回の議題に上がった』
・『話し合う議題が特にないので、定例会があっという間に終わった』
・『せっかく良い議題だったのに、だらだらとした会議になって残念だ』
・『次の会議の議題は是非この案件にしよう』

「議題」の類語

「テーマ」
「人の行動や創作の基本となる考え方や題材のこと」という意味です。

「たたき台(たたきだい)」
「もっとよい物を作るために出す最初の案」という意味です。

「議題」の対義語

「議題」に対義語はありません。

「話題」の意味

「話題」は、「わだい」と読みます。

意味は「会話や文章の内容における中心となる題材のこと」です。

話をする時に「何について話すのか、話しているのか」ということを言います。

特に「これから〇〇について話します」と前置きをしなくても、その時に中心となる題材ならば「話題」になります。

「話題」は、対談形式の時にはあらかじめ決められることが多くなりますが、日常会話の場合はその時の雰囲気次第で変わってくるものです。

また、会話の流れにより「話題」がいつの間にかどんどん変わってくることもあるのです。

「話題」の使い方

「話題」「会話や文章においてメインとなる事柄」に使われます。

名詞・形容動詞として「話題だ・である」と使われたり、「話題になる」「話題が出る」などと使われたりします。

「話題の」と言う場合、「現在世間に注目されている事柄」に対して使われます。

「話題」を使った例文

・『街の景観が話題を呼んで観光客がやって来る様になった』
・『デートの時に話題に困って気まずくなってしまう』
・『彼女は話しているうちにどんどん話題が変わるので合わせにくい』
・『話題のスィーツ店に行ってみた』
・『話題がそれたので元に戻した』

「話題」の類語

「話のネタ」
「人が興味を持ちそうな面白い内容の話」という意味になります。

「取沙汰(とりざた)」
「あれこれと噂されること」という意味です。

「話題」の対義語

「話題」に対義語はありません。

まとめ

今回は「議題」「話題」について紹介しました。

「議題」「会議で議論する内容」「話題」「会話や文章でメインとなる事柄」と覚えておきましょう。