この記事では、「逆境に強い人」と「追い込まれる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「逆境に強い人」とは?
「逆境に強い人」とは、「困難な状態におちいった時に、何とかして乗り越えようとする力を発揮できる人」のことです。
「逆境に強い人」の言葉の使い方
「逆境に強い人」の「逆境」は「ぎゃっきょう」と読み、「苦労の多い状態」「不運な状態」という意味、「強い」は「力や技がすぐれていて他に負けない」から転じて「少しのことで屈しない精神力がある」という意味、「逆境に強い人」で「多難・不幸な状態に屈しない精神力がある人」になります。
具体的には「気持ちの切り替えが早く、常に前向きである」「知識や経験が豊富である」「悩みを抱え込まない性格」など挙げられます。
「追い込まれる」とは?
「追い込まれる」とは、「ものごとの流れにより、どうにもならないほどの困難な状態になること」という意味です。
「追い込まれる」の言葉の使い方
「追い込まれる」は、慣用句として使われます。
「追い込む」の受身形で、「追い込む」は「広い所にいるものを、追い立ててある場所に入れる」という意味、転じて「無理に流されてしまい、苦しい立場なること」という意味で使われています。
「逆境に強い人」と「追い込まれる」の違い
「逆境に強い人」は「多難・不幸な状態に屈しない精神力がある人」です。
「追い込まれる」は「無理に流されてしまい、苦しい立場なること」です。
「逆境に強い人」の例文
「逆境に強い人」の例文は以下の通りです。
・『彼は逆境に強い人なので必ず新しいアイデアを出してくる』
・『社長は逆境に強い人で何度も倒産の危機を乗り越えてきた』
「追い込まれる」の例文
「追い込まれる」の例文は以下の通りです。
・『彼は追い込まれると実力を発揮するタイプだ』
・『借金で破産に追い込まれる』
まとめ
今回は「逆境に強い人」と「追い込まれる」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。