この記事では、「身近」と「間近」と「手近」の違いを分かりやすく説明していきます。
「身近」とは?
「身近」は「みぢか」と読みます。
「身近」は「自分の体の近くにあること。
その場所や様子」という意味があります。
また「身近」には「自分と深い関係にあること」という意味があります。
「身近」の言葉の使い方
家の近くの家が、空き巣被害に遭ったという場合、自分の家にも空き巣が入りそうだと危険を感じるかもしれません。
このような様子は、「空き巣のニュースを聞いて、危険が身近に迫るのを感じた」などという文章を作ることができます。
また、ニュースを見ていたら、自分と深い関係のあるニュースが流れてくることがあります。
このような場面の心境を「身近な問題なので、興味がある」などと表現することができます。
「間近」とは?
「間近」は「まぢか」と読みます。
「間近」は「間近いこと。
その様子」という意味があります。
「間近」の言葉の使い方
駅から徒歩数分で到着する家に住んでいる場合は、「駅に間近い住居に住む」などという文章にできます。
また、12月に入り、気が付いたら今年も終わりだと感じた場合は、「気が付けば、大晦日が間近に迫っている」などという文章にできます。
「手近」とは
「手近」は「てぢか」と読みます。
「手近」は「手が届くほど近くにあること。
すぐそばにあること」という意味があります。
また「手近」には「ありふれていて、身近に感じられること」という意味があります。
「手近」の言葉の使い方
暇になった時、手が届くほど近くに置いてある、本を取って、読み始めることがあるのではないでしょうか。
このような場面は、「手近な本を取り、読み始める」などという文章にできます。
また、地方紙を読むと、身近に感じられるような出来事や問題が、扱われていると感じるのではないでしょうか。
このような様子は、「手近な問題を扱った地方紙を読む」などと表現することができます。
「身近」と「間近」と「手近」の違い
「身近」は「自分の体の近くにあること。
その場所や様子」という意味があります。
また、「間近」は「間近いこと。
その様子」という意味があります。
さらに「手近」は「手が届くほど近くにあること。
すぐそばにあること」という意味があります。
どの言葉も「近いこと」を意味するという共通点があります。
ただし「間近」が「時間と距離が近いこと」を意味するのに対して、「身近」は、「自分と、近いこと」とを意味するという違いがあります。
さらに「手近」には、「手が届くほど近いこと」という意味があり、本当に物などがとても近い場合に使う言葉になります。
また「身近」には、「慣れ親しんでいる」という意味が含まれているのに対して「手近」には「便利なこと」という意味が含まれているという違いもあります。
まとめ
「身近」と「間近」と「手近」の違いについて見てきました。
3つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。