「押し寿司」と「箱寿司」はそれぞれどんな寿司でどこが違うのでしょうか。
今回は、「押し寿司」と「箱寿司」の違いを解説します。
「押し寿司」とは?
「押し寿司」とは、「酢飯と具材を型に入れ押して圧力をかけて作る寿司」を指す言葉です。
「押し寿司」の使い方
寿司といえば握り寿司が一般的ですが日本には握り寿司以外の寿司もたくさんあります。
握り寿司以外の寿司の中でも全国的に作られているポピュラーな寿司が「押し寿司」です。
型枠の中に酢飯と具材を入れた後上に乗せたフタに圧力をかけ押し固めて作る寿司の総称で、握り寿司のように生の魚をそのまま使うことは少なく酢でしめた魚を使ったり卵焼きや野菜など魚以外の具材で作るのが一般的です。
ハレの日に作るご馳走として日本全国にその土地独特の押し寿司が存在します。
「箱寿司」とは?
「箱寿司」とは、「箱型の木枠に酢飯と具材を入れ押し固めて作る関西の寿司」のことです。
「箱寿司」の使い方
関西地方で作られている伝統的な寿司で箱型の木枠を使うところから「箱寿司」と呼ばれます。
箱型で押し固められた寿司はぎっしりと詰まっており包丁でいくつかに切り分けて提供します。
「押し寿司」と「箱寿司」の違い
酢飯と具材を型枠に入れ押し固めて作る寿司の総称が「押し寿司」で、箱型をした専用の木枠で押し固めて作る寿司が「箱寿司」です。
「箱寿司」は「押し寿司」の一種で主に関西地方で作られている伝統的な寿司を指す言葉です。
「押し寿司」には箱型の木枠で作られているもの以外も存在します。
丸い木枠で作る富山の伝統料理「ます寿司」や樽で漬け込んで作る「なれ寿司」なども「押し寿司」に含まれます。
どちらも握り寿司が発明されるよりも前から作られ続けている伝統料理です。
まとめ
「押し寿司」と「箱寿司」は押すときに使う型の種類と作られる地域の違いで区別されます。
同じ材料と工程で作った寿司でも地域によって呼び方が変わることがあるので注意してください。