自由な働き方を指す言葉として「フリーランス」と「フリーター」があります。
2つの働き方はどのように違うのでしょうか。
今回は、「フリーランス」と「フリーター」の違いを解説します。
「フリーランス」とは?
「フリーランス」とは、「会社や組織に所属せず働く個人事業主」を指す言葉です。
「フリーランス」の使い方
特定の企業に雇用されたり団体に所属したりすることなく独立した個人として事業を営む個人事業主を指します。
店舗を持たず従業員もいない個人経営の会社を営む人なども「フリーランス」に含まれます。
組織に頼ることなく自分の能力のみで仕事をしている人を指す言葉で、企業や団体からの依頼に応じて仕事をしたり作品を発表して収入を得たりなど個人活動で働く人を表す総称です。
「フリーター」とは?
「フリーター」とは、「いろいろなアルバイトで金を稼いでいる人」を指す言葉です。
「フリーター」の使い方
フリーアルバイターの略語で、ひとつの勤め先にこだわらずさまざまなアルバイトを渡り歩きながら働いて生計を立てている人を指します。
内閣府による定義では34歳以下でアルバイトやパートに就業している人および無職の人を指しますが、一般的には働いていない人は含まずアルバイトで生計を立てている人を指す言葉として使われています。
「フリーランス」と「フリーター」の違い
「フリーランス」と「フリーター」の違いは「雇用」です。
会社や団体に雇用されず独立した事業主として働くのが「フリーランス」で、一つの雇用先に固執せずいろいろな雇用先を渡り歩くのが「フリーター」という違いで区別されます。
フリーランスの稼ぎは事業所得に分類されますがフリーターの稼ぎは給与所得になります。
「フリーランス」の例文
・『フリーランスで活動する』
・『インボイスはフリーランスにとって大きな負担になる』
「フリーター」の例文
・『フリーターで食いつなぐ』
・『フリーターから正社員に転身する』
まとめ
「フリーランス」と「フリーター」は雇用されているかどうかで区別されます。
所得の扱いや税金の手続きなどでも違いがあるのできちんと区別しましょう。