「ニキ」と「ネキ」はブログやSNSなどインターネット上で使われているネットスラングです。
それぞれ何を意味しどんな基準で使い分けられているのでしょうか。
今回は、「ニキ」と「ネキ」の違いを解説します。
「ニキ」とは？
「ニキ」とは、「兄貴」を意味するネットスラングです。
「ニキ」の使い方
同じ親から自分よりも先に生まれた男の子を「兄」といいます。
兄を指す言葉はいろいろありますが尊敬と親しみの意味を込めた呼び方として「兄貴」という言葉があります。
実の兄だけではなく年上の男性に対する親しみと尊敬を込めた呼び方としても使われている兄貴を省略してできたネットスラングが「ニキ」です。
元々は広島と阪神で活躍したプロ野球選手の金本知憲選手がネット上では「兄貴」を略して「ニキ」と呼ばれたことに由来します。
金本選手が非常に頼りがいのある選手だったことから転じて「頼りがいのある男性」という意味で使われるようになります。
現在は頼もしいかどうかは関係なく男性一般を指す意味で使われている表現です。
「ネキ」とは？
「ネキ」とは、「姉貴」を意味するネットスラングです。
「ネキ」の使い方
姉や姉のような存在に対して尊敬と親しみを込めて使います。
由来については女子サッカーワールドカップで活躍した澤穂希選手のことを「澤ネキ」と読んだことが定着するきっかけになったとされています。
「ニキ」と「ネキ」の違い
「ニキ」と「ネキ」の違いは「性別」です。
「ニキ」は兄貴を意味するので男性のみに使い「ネキ」は姉貴を意味するので女性に対してのみ使います。
女性らしい魅力を備える男性を「ネキ」と呼んだり男性以上に逞しく頼もしい女性のことを「ニキ」と表現したりすることもありますが、基本的には男性か女性かで使い分けられています。
まとめ
「ニキ」と「ネキ」はネット上では広く定着しているスラングです。
どちらの言葉も難しい意味ではないので憶えておきましょう。
