「遅れる」と「後れる」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「遅れる」と「後れる」の違い新語・ネット語

この記事では、「遅れる」「後れる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「遅れる」と「後れる」の違い

「遅れる」「後れる」の違いについて紹介します。


「遅れる」と「後れる」の使い方の違い

「遅れる」「ある時間よりもおそくなること」に使われます。

定められた時刻や、決められた時期に間に合わなかったり、ものごとの進み具合が基準よりもおそい状態を言います。

「後れる」は、「人やものごとが時流に乗れていないこと」に使われます。

時代や成長速度が他と比較しておそく、足並みがそろわない状態を言います。


「遅れる」と「後れる」の英語表記の違い

「遅れる」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「be late」で、「遅い」「遅れている」という意味です。

形容詞として人や物に幅広く使われる単語です。

“I am going to be 10 minutes late.”
(10分遅れそうです)
2つ目は「be delayed」で、「遅くなる」「遅れる」という意味です。

他動詞として基本的に人以外の物に対して使われます。

“The buss was delayed due to traffic accedent.”
(バスは交通事故により遅れています)
「後れる」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「fall behind」で、「後ろに落ちる」=「後れる」というニュアンスです。

“People in our generation are totally falling behind the times.”
(私たちの世代の人々は完全に時代に後れている)
2つ目は「goes slow」で、「ものの進み具合がおそくなる」=「後れる」というニュアンスです。

“My watch goes too slow.”
(私の時計はすごく後れている)

「遅れる」の意味

「遅れる」「おくれる」と読み、以下の4つの意味があります。

1つ目は「他のものに位置的に取り残されること」という意味で、他の人や物と比較して、速度や身に付く度合がおそい状態を言います。

2つ目は「他のものよりも進み具合や成長が基準よりおくれること」という意味で、ものごとが変化していく様子がおそいことを言います。

3つ目は「定められた時刻や期限に間に合わないこと」という意味で、時間的なものがおそくなることを言います。

4つ目は「とても他に及ばない」という意味で、能力的に取り残されることを言います。

上記に共通するのは、「人やものがある基準に追いつかない」という点です。

「遅れる」の使い方

「遅れる」は、「速度や進み具合、時間的なタイミングが一定の基準に追いつかな状態」に使われます。

「遅れる・遅れた」と動詞として使われたり、「遅れて」と副詞として使われたり、「遅れ」と名詞として使われたりします。

「遅れる」は、人や物に幅広く使われ、他と比較したり、何かの基準がある時におそいと思われる状態を表す言葉です。

「遅れる」を使った例文

・『リレーでバトンを落してしまい、大きく遅れてしまった』
・『コロナ禍のお蔭ですっかり勉強が遅れてしまった』
・『寝坊して出発時間が遅れたのでタクシーを使った』
・『今の寮では門限に遅れると寮長に鬼の形相で怒られる』
・『交通渋滞で宅配の到着時間が予定より遅れると連絡が入った』

「遅れる」の類語

「遅刻(ちこく)」
「あらかじめ定められた時刻に到着するのが間に合わないこと」という意味です。

「〇〇さんから電車の事故により10分程度遅刻すると連絡が入った」などと使われます。

「遅延(ちえん)」
「車両や物があらかじめ定められた時刻や期日に間に合わないこと」という意味です。

「電車が事故で止まってしまったので遅延証明を発行して貰った」などと使われます。

「遅れる」の対義語

「早まる(はやまる)」「あらかじめ定められた時間や時刻よりも前になること」という意味です。

「今年は温暖な気候が続いたので、桜の開花が早まった」などと使われます。

「後れる」の意味

「後れる」「おくれる」と読み、以下の3つの意味があります。

1つ目は「他の人や物に感覚的に取り残される」という意味で、時代や人の感覚などに付いて行けないことを言います。

2つ目は「気持ちが臆する」という意味で、気持ちが付いて行けないことを言います。

3つ目は「親しい人に先立たれる」という意味で、現在自分だけが生きている状態を言います。

上記に共通するのは「他の人や物よりもあとになること」という意味です。

「後れる」の使い方

「後れる」は、主に「他の人や物よりも感覚的に取り残されること」に使われます。

「後れる・後れた」と使われたり、「後れて」と副詞として使われたり、「後れ」と名詞として使われたりします。

「後れる」「遅れる」は辞書では同じ意味とされていますが、「遅れる」「感覚的に他のものよりもあとになる状態」に使われることが多くなります。

「後れる」を使った例文

・『今どきギャルファッションなんて流行に後れている』
・『他社と比較して我社のスマホ料金プランは改正に後れを取っている』
・『おじいちゃんは時代に後れているので話しても噛み合わない』
・『彼は歩くのが速いので、デートではいつも後れて付いていくのがやっとだ』
・『気持ちが後れてしまい、会議で発言できなかった』

「後れる」の類語

「劣る(おとる)」
「他と比較して、能力や性質などの度合が低いこと」という意味です。

「この製品は使い易いさという点では他製品より劣っている」などと使われます。

「引けを取る(ひけをとる)」
「他と比較して、能力や性質などの度合いが一段下がった状態になっていること」という意味です。

「この商品ならばどこに出しても引けを取らないはずだ」などと使われます。

「後れる」の対義語

「先んずる(さきんずる)」
「他の人よりも早く前に進んでいくこと」という意味です。

「『先んずれば人を制す』とばかりに、他社よりも早く新商品を発表した」などと使われます。

まとめ

今回は「遅れる」「後れる」について紹介しました。

「遅れる」「時間やタイミングが間に合わない」「後れる」「感覚的に取り残される」と覚えておきましょう。