「バケーション」と「バカンス」の違いとは？使い方や例文も徹底的に解釈

この記事では、「バケーション」と「バカンス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「バケーション」と「バカンス」の違い
1. 「バケーション」と「バカンス」の使い方の違い
2. 「バケーション」と「バカンス」の英語表記の違い
「バケーション」の意味
「バカンス」の意味
まとめ

「バケーション」と「バカンス」の違い

「バケーション」と「バカンス」の違いについて紹介します。

「バケーション」と「バカンス」の使い方の違い

「バケーション」は、「学校や職場での長期休暇」に使われます。

お盆や年末年始などにまとまって休暇を取り、自由に過ごすことを言います。

「バカンス」は、「長期休暇の中でも、リゾート地などで優雅に過ごすこと」に使われます。

旅行するなど非日常を楽しむ休暇の過ごし方を言います。

「バケーション」と「バカンス」の英語表記の違い

「バケーション」は、英語の「vacation」が日本語化した言葉で、以下の2つの英語表現があります。

1つ目はそのまま「vacation」で、アメリカでは「休暇」という意味です。

“I am going to Hawii for my summer vacation.”
(夏のバケーションでハワイに行きます)
2つ目は「holiday」で、イギリスで「休暇」の意味に使います。

“I am planning to go abroad during my summer holiday.”
(夏のバケーションで海外に行こうと思っています)
アメリカでは「holiday」は、「週末」「祝日」などの単発の休日として使い分けています。

ただし、クリスマス休暇だけはアメリカでもイギリスでも「christmas holiday」と言います。

「バカンス」は、フランス語で「vacances」と書き、英語では「vacation」「holiday」になります。

どちらも「長期休暇」という意味で、日本語の様に使い分けはありません。

「バケーション」の意味

「バケーション」は、英語由来の言葉です。

意味は「会社や学校などで取る長期休暇」です。

学校の場合は、決まりとして「年末年始、夏休み、春休み」などが定められています。

会社では「お盆休み」「年末年始」が休暇として定められているところもあり、その他にも自己申告で「夏休み」が取れるところもあります。

この様な、期間限定で取る長期休暇のことを「バケーション」と言います。

「バケーション」の使い方

「バケーション」は、「会社が学校などで取る長期休暇」に使われます。

「休暇そのもの」を表す言葉であり、過ごし方は関係ありません。

旅行に出かけることもあれば、家族でのんびりと過ごしたり、一人で趣味三昧することもあります。

過ごし方については特に決まっていない点で、「バカンス」とは明確な使い分けがあるのです。

「バケーション」を使った例文

・『待ちに待った夏のバケーションシーズンがやってきた』
・『彼は今週いっぱいバケーションだ』
・『今年の夏は海外でバケーションを楽しみたい』
・『折角のバケーションなのに、どこも混雑している』
・『コロナ禍で折角のバケーションが台無しだ』

「バケーション」の類語

・「リフレッシュ休暇(りふれっしゅきゅうか)」
「企業がそれぞれに定める、従業員を休養させる為の休暇システムのこと」という意味です。

・「連休(れんきゅう)」
「2日以上つなげて休みを取ること」という意味です。

「バケーション」の対義語

「バケーション」に対義語はありません。

「バカンス」の意味

「バカンス」は、フランス語由来の言葉です。

意味は「フランス人の様に優雅な長期休暇の過ごし方」です。

長期休暇を取るだけではなく、お金をかけてリゾート地などで優雅に過ごす、またはその様に意識する過ごし方のことを言います。

ヨーロッパでは、夏に1ヵ月位の長期休暇を取り、山奥や海辺などに滞在してゆっくり休養する習慣があります。

ここから「バカンス」という言葉が使われる様になったのです。