この記事では、「トタン」と「ガルバリウム」の違いを分かりやすく説明します。
「トタン」とは?
トタンとは亜鉛めっき鋼板のことで、鉄板を亜鉛でメッキ加工したものをいいます。
建築資材として使われている素材です。
木造建築の屋根や外壁などに使われてきました。
また、建築資材以外にもバケツやじょうろ等の素材として使われることもあります。
トタンはヨーロッパで誕生し、工業化が進む中で世界に広まっていったのです。
トタンは継ぎ目のない素材なので、そこから雨水などが侵入することがないことから屋根によく使われてきました。
耐久性にも優れていますが、塗装が剥がれると錆びが発生してしまいます。
また、熱伝導率が高いので夏場に温度が上がりやすいというデメリットもあります。
「ガルバリウム」とは?
ガルバリウムとは、アルミニウムと亜鉛の合金で鉄板をメッキ加工したものをいいます。
ガルバリウムも建築資材として使われており、屋根や外壁などに使われる素材です。
ガルバリウムは、1972年にアメリカで開発されました。
ガルバリウムは耐久性に優れており、鉄が使われているけれど錆びにくいという特徴があります。
外壁には色々な素材がありますが、その中でも軽量なので扱いやすい素材といえます。
「トタン」と「ガルバリウム」の違い
トタンもガルバリウムも鉄板にメッキ加工を施した建築資材です。
亜鉛でメッキ加工しているのがトタンで、亜鉛やアルミニウムの合金でメッキ加工しているのがガルバリウムになります。
現在はトタンよりもガルバリウムの方が主流で、耐用年数がトタンよりも長いことや錆びにくいことが理由として挙げられます。
トタンの場合には、10を経過すると錆びが発生することが多いです。
まとめ
耐用年数が長く、錆びにくい素材なのがガルバリウムです。
昔は建築業界ではトタンがよく使われていましたが、今はトタンよりもガルバリウムの方が主流になっています。