この記事では、「スパム」と「ハム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スパム」とは?
米国のホーメルフーズが販売する加工肉の缶詰です。
保存性が高く、適切な条件であれば製造日から3年間は保存が可能です。
肉は豚肉を使用しています。
主な原料は、豚肉、砂糖、食塩、水、でんぷんです。
肉はミンチ状にされており、これを缶詰の形に固めてあります。
商品には、「スパムクラシック(レギュラー)」と「スパム20%ソルトレス」があります。
「スパムクラシック」は、日本人向けに減塩をしています。
ナトリウム量は100gあたり880mgです。
食塩相当量にすると2. 2gほどになります。
「スパム20%ソルトレス」は「スパムクラシック」からさらに20%減塩をしています。
ナトリウム量は100gあたり700mgで、食塩相当量にすると1. 7gほどです。
「スパム」のホームページでは、数々のレシピが紹介されています。
「ハム」とは?
塩水に浸した豚肉を燻製にした加工肉の一種です。
豚肉はもも肉を使用します。
スジを取り除いた後、食塩や調味料などを溶かした液に浸します。
1週間ほど肉を寝かせた後に燻製をします。
燻製とは、樹脂の少ない木くずをたいて、煙でいぶすことをいいます。
しっかりと加熱をしたら完成です。
缶詰での保存ではありません。
また、複数の原料を混ぜ合わせて作られた、「プレスハム」というものもあります。
さまざまな料理に活用されており、サンドイッチ、サラダ、春巻きなどにされて食べられています。
「スパム」と「ハム」の違い
「スパム」と「ハム」の違いを、分かりやすく解説します。
豚肉を使用した加工食品である点は同じですが、それぞれ違うものです。
前者は米国のホーメルフーズが販売する商品の名で、商標登録されています。
ミンチ状の豚肉と食塩などを使用しており、缶に詰めています。
後者は豚肉を塩水に浸し、燻製にしたものです。
まとめ
豚肉を使用している点は同じですが、製造方法やそのほか原料に違いがあります。