この記事では、「定常的」と「定期的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「定常的」とは?
「定常的」とは常に一定の状態を保っていることを指す言葉です。
変化させようと思い干渉すれば状態を変えることもできますが、逆に言えば何もしなければその状態から変わらないようなものが「定常的」と言います。
また一定の間隔でなにかが起こりそれが毎回変わらないという意味で使われることもある言葉です。
一定周期でなんらかの出来事が起こるけれどどんな出来事なのかは毎回違うという場合は「定常的」とは言われません。
「定期的」とは?
「定期的」とはなんらかの出来事同士の時間的間隔が一定の間隔を保っていることを指す言葉です。
先に起きた出来事とその次の出来事が起きるまでの時間が毎回同程度であれば、その間にある時間が秒や分単位で短くても年単位で長くても関係ありません。
また一定の周期でなにかが起こるのであれば先の出来事と次に起きる出来事の内容や詳細が違っていても「定期的」という言葉は使われます。
「定常的」と「定期的」の違い
「定常的」と「定期的」の違いを、分かりやすく解説します。
一定の周期で変わらない出来事が続くことが「定常的」で、一定の周期でなんらかの出来事が続くことが「定期的」です。
「定常的」は一定周期ごとに起きる出来事が同じ場合にのみ使える言葉ですが、「定期的」は一定周期ごとに起きる出来事の内容が違っても使えます。
また「定常的」には一定の周期ごとになにかが起きること以外に、常に一定の状態を保つことという意味もありますが、「定期的」には他の意味はありません。
まとめ
一定の周期でなにか起きることを指す場合「定常的」では起きる事の内容が毎回ほぼ変わらず、「定期的」では起きる内容が変わらないこともあれば変わることもあるというのが違いです。
とはいえ一定周期でなにかが起きるという場合その内容が変わるか否かを問わず「定期的」を使うことが多く、「定常的」は常に一定の状態を保つことという別の意味で目にすることが多いでしょう。