「追い込まれる」と「追い詰められる」の違いとは?分かりやすく解釈

「追い込まれる」と「追い詰められる」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「追い込まれる」「追い詰められる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「追い込まれる」とは?

苦しい状態に立たされる、という意味です。

「追い込む」を受け身の形にしています。

「追い込む」には、苦しい立場に立たせる、追い立ててある場所に入れる、最後の段階すべての力を出すなどの意味があります。

受け身にしているので、苦しい立場に立たせられるという意味になります。

追い立ててある場所に入れるという意味では、「羊を追い込む」のような使い方をし、人間が「追い込まれる」という意味で使うことはほとんどありません。

最後の段階ですべての力を出すという意味では、「追い込んでいく」のような使い方をします。

苦しい立場に立たせられるという意味では、たとえばスポーツの試合で負けそうな状態にされることをいいます。


「追い詰められる」とは?

逃げられないところに立たされる、限界まで追求されるという意味です。

「追い詰める」を受け身にしています。

たとえば、今精神的に弱っている状態だとします。

このような状態のときにつらい言葉を投げられてしまい、いっそうつらくなってしまいました。

精神的にぎりぎりなところに立たされてしまったのです。

こういった、逃げられないような状態や苦しい状態に立たされることをいいます。


「追い込まれる」と「追い詰められる」の違い

「追い込まれる」「追い詰められる」の違いを、分かりやすく解説します。

前者は苦しい立場に立たされること、後者は逃げられない状態に立たされることです。

同じ場面で使えることもありますが、同じ使い方ができないこともあります。

スポーツの試合で負けそうな状態のことは、前者の言葉で表現します。

悪の敵に逃げ場のない状態にさせられたり、精神的につらい状態に立たされたりすることは、後者の言葉を使う場合が少なくありません。

まとめ

同じ意味で使うこともありますが、置き換えられないこともあります。