この記事では、「結構です」と「大丈夫です」の違いを分かりやすく説明していきます。
「結構です」とは?
「結構です」は「けっこうです」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「程度や様子が良いと伝える言葉」です。
2つ目は「それで問題ないと思う気持ちを伝える言葉」です。
3つ目は「それ以上必要としないと伝える言葉」です。
「結構です」の言葉の使い方
「結構です」は、相手に返答する丁寧な表現として使われます。
「結構」は、中国で「建物の構造」「文章の構成」などを表す語でした。
日本に伝わると「計画」「準備」「支度」などの意味で使われる様になり、更にそれを評価する鋳物「立派だ」「良い」などの意味でも使われる様になりました。
更に近代になると「充分満足してこれ以上必要がない」という意味でも使われる様になったのです。
「大丈夫です」とは?
「大丈夫です」は「だいじょうぶです」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あぶなげがなく安心できると伝える言葉」です。
2つ目は「確かで信頼できると伝える言葉」です。
3つ目は「必要ないと伝える言葉」です。
「大丈夫です」の言葉の使い方
「大丈夫です」は、相手に返答する丁寧な表現として使われます。
「大丈夫」の「丈夫」は中国で「成人男性」という意味、「大丈夫」で「特に立派な成人男性」を表します。
日本に伝わると、「非常に強い」「非常にしっかりしている」という意味になり、更に転じて「間違いない」「確かである」という意味で使われる様になりました。
近代では「問題ない」「必要としない」という意味でも使われています。
「結構です」と「大丈夫です」の違い
「結構です」は「良い」「問題ない」「これ以上必要としない」という意味の丁寧語です。
「大丈夫です」は「安心できる」「確かである」「問題ない」「必要ない」という意味の丁寧語です。
「結構です」の例文
「結構です」の例文は以下の通りです。
・『眺めが大変結構です』
・『お値段はいくらでも結構です』
・『お代わりは結構です』
「大丈夫です」の例文
「大丈夫です」の例文は以下の通りです。
・『地震があってもこの建物は大丈夫です』
・『彼に任せておけば大丈夫です』
・『助けていただかなくても大丈夫です』
まとめ
今回は「結構です」と「大丈夫です」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。