この記事では、「経験を生かす」と「経験を活かす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「経験を生かす」とは?
実際に見たり、行ったりしたことを、ある事柄に活用する、といった意味です。
「経験」には、実際に見たり、聞いたり、行ったりすること、またそれから得た知識や技術という意味があります。
「生かす」は役に立つように使うという意味です。
たとえば、学生のころに飲食店でアルバイトをしていたとします。
このアルバイトで、接客や調理について学びました。
この人は飲食業界に就職をしたいと考えています。
過去に接客や調理を学んだことが、この仕事に役立ちそうです。
自分が体験したこと、それによって身につけた知識や技術を、飲食業界の仕事に役立てるのです。
こういったことを意味します。
「経験を活かす」とは?
「活かす」は「いかす」と読みます。
この読み方は音訓表にはのっていません。
たとえば、過去にマラソン大会に出場したとき、走っている最中にケガをして完走できなかったとします。
なぜケガをしたのか自分でわかっています。
この人は、また同じマラソン大会に出場することにしました。
過去に実際に体験した失敗から学び、今度はケガをしないように準備をしています。
過去から学んだ事柄を次に役立てているのです。
こういったさまをいいます。
失敗から学ぶだけでなく、成功から学ぶこともあります。
失敗した事柄だけに使う言葉ではありません。
「経験を生かす」と「経験を活かす」の違い
「経験を生かす」と「経験を活かす」の違いを、分かりやすく解説します。
2つの言葉の意味は同じです。
使用している漢字が異なりますが、読み方も意味も変わりありません。
後者の場合、音訓表にはのっていない読み方です。
しかし、この漢字を使うことはあり、間違いではありません。
まとめ
2つの言葉の意味は同じです。
使用している漢字に違いがありますが、どちらの漢字も使われています。