冬に空から降る雪には「乾雪」と「湿雪」という2つの種類があります。
それぞれどのような雪の種類で何が違うのでしょうか今回は、「乾雪」と「湿雪」の違いを解説します。
「乾雪」とは?
「乾雪」とは、「湿気や水分が少なくサラサラした雪」のことです。
「乾雪」の使い方
空気中の水分が低温で結晶化して空から降ってくる現象を「雪」といいます。
雪の中でもサラサラとしていて水分の少ない雪のことを「乾雪」といいます。
とても気温が低い日は空気中の水分ほぼ全てが一気に凍ってしまい雪の中に液体の水が含まれないまま空から降ってくることになりますが、そのような水をほとんど含まずに降ってくる雪が「乾雪」です。
水分が少ないため非常に軽くサラサラしていて軽く息を吹きかけるだけで飛んでしまうほどです。
一般的にパウダースノーと呼ばれるサラサラの雪が「乾雪」に当たります。
「湿雪」とは?
「湿雪」とは、「湿気や水分を多く含む雪」のことです。
「湿雪」の使い方
水気が多くベタベタした雪を指します。
それほど気温が下がらない日に降る雪は空気中の水分全てが凍らず一部のみが雪になり凍らない水を含んだ状態で空から降ってきます。
そのような凍りきらない水分を含んだ雪が「湿雪」です。
水分が多いため壁や服などに付着しやすく路面に積もって溶けるとびちゃびちゃと大量の水になって流れます。
「乾雪」と「湿雪」の違い
「乾雪」と「湿雪」の違いは「水分」です。
湿気や水分をほとんど含まない乾いた状態で降る雪が「乾雪」で、湿気や水分をたくさん含むベタベタした雪が「湿雪」という違いで区別されます。
どちらも空気中の水分が凍って地上に落ちてくる同じメカニズムでできた雪ですが、雪になるときの温度や風など気象条件によって違いが出ます。
まとめ
「乾雪」と「湿雪」は同じ雪でも全く違う性質です。
スキーやスノーボードなどウィンターレジャーに大きく関わるほか道路の路面状況にも雪の種類が影響するので2つの違いを知っておきましょう。