「上旬」と「下旬」の違いとは?分かりやすく解釈

「上旬」と「下旬」の違いとは?専門用語・業界用語

「上旬」「下旬」はどちらも特定の時期を表す言葉ですが具体的にはいつのことを指しているのでしょうか。

今回は、「上旬」「下旬」の違いを解説します。

「上旬」とは?

「上旬」とは、「1カ月を3等分したうちの最初の10日間」を意味する言葉です。


「上旬」の使い方

「上旬」「旬」は時間を表す単位の一つで「10日間」を指します。

「上旬」というのは1カ月を上、中、下の三つに分けた時の最初に当たる10日間を指す言葉です。

具体的には1日から10日までの期間のことですが一般的には厳密な意味で使われることは少なく「その月の最初のほう」というあまりはっきりしない曖昧なニュアンスで使われることが多い表現です。


「下旬」とは?

「下旬」とは、「一か月を3等分したうちの最後の10日間前後」を意味する言葉です。

「下旬」の使い方

1カ月を3つに分けたときの最後に当たる3分の1を指す言葉ですが、月によって日数が異なるため厳密には同じ長さではなくその月によって示す長さが異なります。

基本的には21日以降に当たる1日から20日までを除く1カ月の残り日数すべてが「下旬」です。

8月は21日から31日までの11日間ですが、2月は11日から28日までの8日間しかありません。

同じ「下旬」でも月の違いにより実際の期間には3日間もの差が生じます。

「上旬」と「下旬」の違い

1カ月を上、中、下に3等分した時の最初の10日間が「上旬」、最後の10日間前後が「下旬」です。

「上旬」「下旬」の間に当たる10日間は「中旬」といいます。

本来は10日ぴったりを指す言葉ですが月の長さの違いによって「下旬」の長さも変動します。

「上旬」の例文

・『来月の上旬に運動会が開催される』
・『今月の上旬はいろいろなことが起きた』

「下旬」の例文

・『決勝戦は9月の下旬に行われる』
・『2月の下旬までに企画書を提出しなければならない』

まとめ

「上旬」「下旬」は1カ月のうち特定の期間を指す言葉です。

天気予報やニュースなどで多用される言葉なので正確な意味を覚えておきましょう。