「捉え方」と「考え方」は同じような意味合いで使われる言葉ですが具体的にどのような違いで区別すればいいのでしょうか。
今回は、「捉え方」と「考え方」の違いを解説します。
「捉え方」とは?
「捉え方」とは、「物事の本質や内容に対する理解の仕方」を意味する言葉です。
「捉え方」の使い方
ある物事をどのように受け止めて認識し理解するのか、その方法ややり方を指す言葉です。
物事の丸ごとをどのように受け止めるかを表す言葉であり対象になる物事と受け止める人との間にある認識がどのように行われているのかを指します。
ある物事をどのように見るかは人によって異なります。
同じ物事でも重要なことだと思う人や些細なことだと扱う人、興味をひかれる人やお金になりそうだと当て込む人など個々人によって物事への理解は異なります。
人によって変わる物事への理解の仕方を指す言葉が「捉え方」です。
「考え方」とは?
「考え方」とは、「結論を導き出せるまでにたどる考えのやり方」を意味する言葉です。
「考え方」の使い方
頭の中で思いを巡らせて情報を処理し結論を導き出すことを「考える」といいます。
考える行為は始まりから終わりまで筋道をたどりますが人によってたどる筋道は異なります。
たどる筋道の順番や思いの組み立て方など結論までに至る考えのやり方や方法を指す言葉が「考え方」です。
「捉え方」と「考え方」の違い
物事をどのように認識して把握するのかその受け止め方を表す言葉が「捉え方」、認識した物事を自分の中でどのように解釈して処理し結論を導き出すのかその考え方を表すのが「考え方」という違いで区別されます。
ある物事に対する反応はまず目や耳で認識して心の中に受け入れ受け入れた情報を自分なりに解釈して処理すること成立します。
目や耳で認識して受け入れるときの扱いを指すのが「捉え方」、受け入れた物事を自分の中で処理する時の方法を指すのが「考え方」です。
まとめ
「捉え方」と「考え方」は似たような使われ方をされますが意味は大きく異なります。
微妙なニュアンスの違いで使い分けられる言葉なので正確な意味を知っておきましょう。
