この記事では、「偶然」と「たまたま」の違いを分かりやすく説明していきます。
「偶然」とは?
偶然は、ぐうぜんと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、思いがけないといった意味を持っている偶の漢字に、そのままとかその通りといった意味を有する然の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ偶然は、因果関係がなく予期せぬ事が起こる事を表すのです。
「偶然」の言葉の使い方
偶然は、思いがけない事柄が生じる事やその様子を表現する言葉として使われています。
主に起こる可能性が低いと思われた事が起きてしまい、それが多くの人にとってそう思える事象を表す際に、この偶然という言葉が使用されているのです。
「たまたま」とは?
たまたまは、偶々と漢字表記される事もある言葉となっています。
漢字表記を見れば分かる様に、思いがけずという意味の漢字である偶を連続使用した言葉です。
以上の事からたまたまは、時たまや丁度その時といった意味を示します。
「たまたま」の言葉の使い方
たまたまは、丁度その時といった意味に使われる言葉です。
例えば、たまたま駅で彼女と会ったという風に使うと、意図せず彼女と駅で会ったという意味になります。
他にも、時折や時たまといった意味にも利用される言葉です。
「偶然」と「たまたま」の違い
偶然とたまたまの文字表記を見比べれば、漢字と平仮名であり、使われている文字が全然違う事に気付けます。
所がどちらの言葉も、予期せぬ出来事が起こる、といった意味を所有しているので、使い分けを意識すると迷う人も少なくありません。
とはいえ意味のニュアンスには違いがあり、偶然は客観性が強い予期せぬ出来事に対し使われます。
一方のたまたまは、たまたま恩師に会った、という様に、個人的な事柄に用いられているのです。
まとめ
2つの言葉は漢字と平仮名表記であり、使われている文字は違っています。
ですがどちらも予想出来なかった出来事が起きた際に、駆使される言葉で指し示す意味合いには似ている部分はあるのです。
ただし偶然は、客観性が強い事柄に対して利用されています。
対するたまたまは、個人的な事柄に対して使用されるという違いがあるのです。