「ひつこい」と「しつこい」の違いとは?分かりやすく解釈

「ひつこい」と「しつこい」の違いとは?違い

この記事では、「ひつこい」「しつこい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「ひつこい」とは?

本当に迷惑で嫌になる行為してくる人を関西では「ひつこい」といいます。

一つの行為を何度も繰り返すその執念深い行動に苛立ちを覚える人は取り付いて離れず、困らせるわけです。

関西方面では「ひつこい味で嫌いやわ」と日常生活で何気なく受け入れられない食べ物や汚れ、人の行為などに対して苛立つ気持ちを表します。


「しつこい」とは?

関東や東北といった東日本に住む人は、いつまでも同じことに拘る人の行動や考え方を「しつこい」と言います。

関わりたくないと思うのに後を追いかけてきたり、電話番号を聞き出すまで粘るといった行為は本当に迷惑です。

また、同じ問題ばかりに拘り、次にいけない人や、駄目だというのに欲しがる仕草を見せるといった行為もかなり「しつこい」と嫌われます。


「ひつこい」と「しつこい」の違い

「ひつこい」「しつこい」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも同じ意味を持つ言葉ですが、「ひつこい」「しつこい」を関西弁で例える言葉であり、往生際が悪く、見苦しいほどいつまでも同じことに拘る愚かな姿や考え方を指します。

もう一方の「しつこい」は東日本で使われている言葉であり、人が嫌がっているのに何度もつけまわしたり、諦めが悪い態度を見せるさまを指す言葉です。

この「しつこい」行動は大変見苦しく、執念深さが見えて気持ち悪くなるのです。

「ひつこい」の例文

・『ひつこい人から逃げれたと思ったら、玄関前にいたわ』
・『いつまでもひつこく残る辛さが苦手やさかい、もう買わん』

「しつこい」の例文

・『何度も面接に落ちたというのに、しつこく応募してくるので困る』
・『鼻をつくしつこさが病みつきになる蛸の燻製がたまらない』

まとめ

どちらも同じ意味を持つ言葉ですが、関東か関西で使われているかの違いがありますので、自分なりにどう使えばいいか場面ごとに使い分けてみるといいでしょう。

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