この記事では、「たわいもない」と「たあいもない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「たわいもない」とは?
「たわいもない」とは、「つまらない」や「取るに足らない」、「正体がない」、「しっかりした考えがなく、幼くて、思慮分別に欠けていること」という意味を含める言葉です。
「たわいもない」は元々「たわいない」の誤用でしたが、現在では一般的に使用されている慣用表現となっています。
「たわいもない」の使い方
「たわいもない」は形容詞として使われています。
「たあいもない」とは?
「たあいもない」とは、先述した「たわいもない」と同じく、「つまらない」や「取るに足らない」、「正体がない」、「しっかりした考えがなく、幼くて、思慮分別に欠けていること」という意味を含める言葉です。
「たあいもない」も本来、「たわいない」の誤用になりますが、現在では一般的に使用されています。
「たあいもない」の使い方
「たあいもない」は形容詞として使われています。
「たわいもない」と「たあいもない」の違い
「たわいもない」と「たあいもない」はどちらも「つまらない」や「取るに足らない」などの意味を表す形容詞です。
したがって、二語は同義語の関係に当たると言えます。
二語とも厳密には「たわいない」の誤用ですが、今では馴染みの表現となっています。
ちなみに、どちらも漢字では「他愛もない」と表記されますが、ここでの「他愛」は当て字になります。
「他愛」は本来「自分のことよりも他人の利益や幸福を優先して考えること」という意味を表す言葉です。
「たわいもない」の例文
・『恋人とのたわいもない会話に幸せを感じる』
・『その武将は持ち前の腕力でたわいもない敵を一掃してしまった』
「たあいもない」の例文
・『疲れが溜まっていたのか、たあいもなく眠りこけてしまった』
・『大人げもなく、たあいもないことでケンカをしてしまった』
まとめ
「たわいもない」と「たあいもない」はどちらも同じ意味を表す同義語ということでした。