この記事では、“regrettably”と“unfortunately”の違いを分かりやすく説明していきます。
「regrettably」とは?
“regrettably”には、2つの意味があります。
1つめは、残念ながらです。
残念には、優れた長所を持ちながらもそれを発揮できなかったり、長所を帳消しにしてしまうような短所を持っていたりすること、悔しく思うことという意味があります。
ゴルフツアーのことで考えてみます。
あるゴルファーは、かつてないほどの好スコアを出し、注目されていました。
この活躍を多くの人に実際にその場で見て欲しいところですが、観客はいません。
このことは、「残念ながら無観客」と表現できます。
“regrettably”は、こういった意味の残念ながらです。
もう一つの意味は、程度などが残念なくらい、悲しいくらいです。
くらいは、程度を表す言葉です。
残念なくらいというと、残念な程度を意味しており、悲しいくらいというと悲しい程度を意味していることになります。
筋肉のことで考えてみます。
ある人は普段まったく運動をしていませんでした。
その人が、たまたま長い階段を上ることになりました。
普段運動をしていないので、太ももの筋肉が悲鳴をあげています。
こうして、悲しいくらい筋肉が少ないことを実感したのでした。
“regrettably”はこういった意味の残念なくらい、悲しいくらい、という意味になります。
「regrettably」の使い方
“regrettably”は副詞で文を修飾する形で使用をします。
残念ながら、残念なくらいという意味で修飾する言葉です。
「unfortunately」とは?
“unfortunately”には、残念ながら、不幸にも、あいにくという意味があります。
不幸とは、満ち足りておらず、楽しくないことです。
あいにくには、時期が悪いことにという意味があります。
ある喫茶店は、ケーキも有名ながら美人店員が有名でした。
ケーキも楽しみにしているものの、美人店員を目当てに喫茶店にいってみました。
しかし、このとき美人店員は不在です。
このことは、「あいにく美人店員は不在だった」と表現できます。
“unfortunately”は、残念であることや時期が悪いことを表す言葉です。
「unfortunately」の使い方
“unfortunately”は副詞です。
残念ながら、不幸にも、あいにくという意味で文を修飾するときに使用します。
「regrettably」と「unfortunately」の違い
2つの言葉は、残念ながらという意味は同じです。
“regrettably”は、残念なくらいという意味があり、程度を表すために使われる点が“unfortunately”と違います。
まとめ
どちらの言葉も残念ながらという意味を持っており、この点は同じなのですが、“regrettably”は程度を表すもう一つの意味を持っており、“unfortunately”と違う使い方がされることがあります。