この記事では、「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」の違いを分かりやすく説明します。
青森ねぶたとは?
青森ねぶたとは、青森市で開催される夏祭りです。
東北三大祭りの一つに数えられており、1980年には重要無形民俗文化財にも登録されています。
ねぶた祭は青森県各地で行われていて、ねぶたという巨大な灯篭を山車にのせて練り歩きます。
青森ねぶたというと通常、8月2日から7日かけて青森市で行われるねぶた祭りを指します。
全国から200万人以上が訪れる大規模なイベントです。
ねぶたは専門のねぶた師が制作しており、中国や日本の歴史上の人物を題材にしたものが多く制作されてきました。
近年は偉人やテレビドラマの主人公などを題材にすることもあります。
弘前ねぷたとは?
弘前ねぷたとは、青森県弘前市で開催されるねぶた祭です。
弘前四大祭りの一つでもあります。
「ねぶた」ではなく「ねぷた」という名前が付いていますが、「ねぷた」という言い方も間違いではありません。
語源は「眠り流し」とされ、それが変化して「ねぷた」あるいは「ねぶた」になったとされます。
弘前ねぷたも重要無形民俗文化財に登録されています。
また、弘前ねぷたでは、扇型が主体の灯篭が用いられます。
表には武者や英雄が描かれ、裏には美人画や水墨画などが描かれます。
青森ねぶたと弘前ねぷたの違い
青森ねぶたは青森市で開催されるねぶた祭で、弘前ねぷたは弘前市で開催されるねぶた祭です。
「ねぶた」も「ねぷた」も巨大な灯篭のことを指しており同じものですが、青森ねぶたで使われるものと弘前ねぷたで使われるものには違いもあります。
青森ねぶたでは、人形を象った立体的なねぶたが使われます。
弘前ねぷたでは、平面に武者や美人画を描いた扇型の形状のねぶたが使われます。
知名度が高く全国的によく知られているのは青森ねぶたの方です。
まとめ
青森ねぶたと弘前ねぷたでは、使われるねぶたの形に違いがあります。