この記事では、「取り計らう」と「取り決める」の違いを分かりやすく説明していきます。
「取り計らう」とは?
「取り計らう」は「とりはからう」と読みます。
意味は「ものごとがうまく運ぶ様に考えて処理すること」です。
「取り計らう」の言葉の使い方
「取り計らう」は動詞として「取り計らう・取り計らった」と使われたり、名詞として「取り計らい」と使われたりします。
「取り+計らう」で成り立っていて、「取り」は動詞「取る」の連用形で「手の中におさめる」「手に持って動かす」という意味、「計らう」は「考え合わせて適切に処理する」という意味、「取り計らう」で「ものごとをよく考えて動かし、適切に処理すること」になります。
「取り決める」とは?
「取り決める」は「とりきめる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「相談して結論を出すこと」という意味です。
2つ目は、「約束ごとを確定させること」という意味です。
「取り決める」の言葉の使い方
「取り決める」は動詞として「取り決める・取り決めた」などと使われたり、名詞として「取り決め」と使われたりします。
「取り+決める」で成り立っていて、「取り」は「手の中におさめる」「手に持って動かす」という意味、「決める」は「ものごとをはっきりさせる」という意味、「取り決める」で「ものごとを動かしてはっきりさせること」になります。
「取り計らう」と「取り決める」の違い
「取り計らう」は「ものごとをよく考えて動かし、適切に処理すること」です。
「取り決める」は「ものごとを動かしてはっきりさせること」です。
「取り計らう」の例文
「取り計らう」の例文は以下の通りです。
・『育児期間は時短できる様に取り計らう』
・『相手の面子をつぶさない様に取り計らう』
・『詳しい資料を送る様に取り計らう』
「取り決める」の例文
「取り決める」の例文は以下の通りです。
・『旅行の予定を取り決める』
・『契約を取り決める』
・『共通のルールを取り決める』
まとめ
今回は「取り計らう」と「取り決める」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。