「確実」と「堅実」の違いとは?分かりやすく解釈

「確実」と「堅実」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「確実」「堅実」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「確実」とは?

現実的になることを「確実」【かくじつ】といいます。

「確実に当選する」といえば、立候補した人が絶対に選ばれると確信した事実を意味するのです。

反対に、「確実にこのままでは落第する」と使い、勉強しなければ悪い結果が待っているので、改善した方がいいと忠告します。

このように、すでにその人の行動によってどのような結果が決まったか表す言葉です。


「堅実」とは?

物事の成り行きにしっかり目を向けて、どのように行えばいいかしっかり考えて行うことを「堅実」【けんじつ】といいます。

先に全体的な勧め方を見てから取り掛かり、無駄がない動きして最後までやり遂げられる人の考え方や行動を指すのです。

例えば、「堅実に取り掛かる」と伝えれば正確さを持って物事に挑むと失敗もせず、いい成果が出せます。


「確実」と「堅実」の違い

「確実」「堅実」の違いを、分かりやすく解説します。

現実になると確信することを「確実」といいます。

「昇進は確実だ」といえば今よりも上の位置に就ける事実が確かなものになる喜びをかみ締めるのです。

また、「確実に悪い方向に動いている」という場合は状況がいかに良くない方へと向かっているか注意するため人に伝える言葉になります。

もう一方の「堅実」は危険性もなく、手堅くいい方向に実現する状況を指す言葉です。

「堅実な投資方法」といえば失敗もなく、お金が増えるやり方を指します。

「確実」の例文

・『彼は学年一の成績と性格の良さで確実に生徒会長になる』
・『確実に企業の利益率は上がっているので、社員の給料も上がる』

「堅実」の例文

・『彼女は冷静に物事を判断する堅実な人であるため、信用できる』
・『投資するなら企業の業績や将来を見越して堅実に実行したい』

まとめ

「実」を使った言葉を2つご紹介しましたが、場面によってうまく使い分ければ、より漢字の意味が伝わります。

自分なりに漢字の意味について学び、状況で使い分けてみるといいでしょう。