住宅内の床材として「フロアタイル」と「フローリング」がありますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「フロアタイル」と「フローリング」の違いを解説します。
「フロアタイル」とは?
「フロアタイル」とは、「住宅用の床材として使われる樹脂製のタイル」を指す言葉です。
「フロアタイル」の使い方
壁や床などに規則的に貼り付けて使う表地素材のことを「タイル」といいます。
元々は土をこねて高温で焼き上げて作る薄いブロック状の建材を指す言葉でしたが、現在は壁や床に貼り付けて使う分割された板状建材を総称してタイルと呼んでいます。
「フロアタイル」は室内の床として使われるタイルで、主に合成樹脂で作られ敷き詰めるだけで床が仕上がります。
「フローリング」とは?
「フローリング」とは、「木材を貼って仕上げた住宅の床」のことです。
「フローリング」の使い方
「フローリング」は簡単にいうと「木の床」です。
天然木の板や合板などの木材を表面に貼り付けて仕上げた床を指します。
耐久性に優れ温かみがありメンテナンスの手間もかからないことから住宅の床として広く利用されています。
「フロアタイル」と「フローリング」の違い
「フロアタイル」と「フローリング」の違いは「素材」です。
「フロアタイル」は塩ビなどの合成樹脂で作られているのに対し「フローリング」は木材が使用されています。
「フロアタイル」は表面に印刷で模様が付けられるので木目調や大理石調などデザイン豊富ですが「フローリング」は色の濃淡はあっても基本的にデザインは木目です。
「フロアタイル」の例文
・『床にフロアタイルを貼る』
・『明るい色のフロアタイルを選ぶ』
「フローリング」の例文
・『フローリングなので掃除しやすい』
・『和室をフローリングにリフォームした』
まとめ
「フロアタイル」と「フローリング」は床材として全く異なる性質を持ちます。
どちらにもメリットとデメリットがあるので住宅にさわしい床材を選んでください。