この記事では、「さっぱり」と「淡白」の違いを分かりやすく説明していきます。
「さっぱり」とは?
この言葉の主な意味は4つあります。
1つめは、不快感や重苦しい気持ちなどが消えて気持ちのよいさまです。
汗をたくさんかいた後にお風呂に入ると、汗のべたつきによる不快感がなくなります。
お風呂に入った後のこのような気持ちをいいます。
2つめは、しつこくないさまです。
味についていうと、しょっぱすぎたり、脂肪分が多くてこってりしたりしていないさまをいいます。
そうめんがこれに当てはまります。
3つめは後にまったく残らないさまです。
「さっぱり忘れていた」のような使い方をします。
4つめは、後に否定の語をともなって、全然という意味です。
「さっぱりだめだ」のような使い方をします。
「淡白」とは?
この言葉には2つの意味があります。
ひとつは、味・色・感じなどがしつこくないこと、またそのさまです。
タラやカレイなどの白身魚の味が、この言葉が意味するものにいなります。
とんこつラーメン、焼き肉、濃厚チーズケーキなどは、この言葉が意味するものではありません。
もう一つの意味は、性格や態度にしつこさがないこと、こだわりが強くないこと、またそのさまです。
他人が大きなリアクションをしても、それに対して大きな反応を示さないさまが、これに当てはまります。
他人から見ると冷たく感じられることがあります。
「さっぱり」と「淡白」の違い
「さっぱり」と「淡白」の違いを、分かりやすく解説します。
味については同じような意味で使われています。
しかし、前者の方は「さわやか」という意味合いを込めて使うこともあります。
また、前者は気持ちがよいさま、後に残らないさま、全然などの意味もあります。
これらの意味は後者は持っていません。
まとめ
しつこくないさまという意味で、味については似たような使われ方をしています。
一方は気持ちの面での意味や全然という意味なども持っています。